「RevitファミリAPI」と称して、前回と前々回では、ファミリの作成方法をベストプラクティスに沿った、RevitファミリAPIの使用方法の基本を説明しました。今回は、その最終編として、表示レベルによって異なる細部のモデルの調整とマテリアルの追加についてお話します。そして最後に、参考になるSDKサンプルを紹介します。 ファミリ作成に関連するその他のクラスとメソッド Revitの表示には簡易、普通、詳細の3種類の表示レベルがありますが、ファミリを作成する場合それらを考慮する必要がある場合があります。それらを指定するには、FamilyElementVisibilityクラスをもちいます。FamilyElementVisibilityクラスのインスタンスを作成し、表示のレベルの設定をし、それを関連するエレメントにElement.SetVisibility()メソッドを用いて指定します。以下が、ソリッドを簡易表示の際には、表示しないようにする例です。 Sub SetVisibility(ByVal pSolid As Extrusion) ' モデルの可視状態を簡易モードでは表示しないように設... Read more →