オーストラリア データセンター の記事でご案内したオーストラリア データセンターについて、APS API を使用してオーストラリア リージョンに保存されているデータにアクセス、または、アクセスする予定をお持ちの方に重要なお知らせがあります。
既に開発済 / 開発予定のアプリが、オーストラリア リージョンのデータセンターで稼働する Autodesk Construction Cloud(ACC)をサポートする、あるいは、Object Storage Service(OSS)API を使用して Bucket を作成し、オーストラリア リージョンのデータセンターにデータを保存する場合、オーストラリア リージョンのデータにアクセスする一部の API に変更を加えています。
オーストラリア リージョン データのプライマリ ストレージとして、Autodesk Docs、Autodesk Build、Autodesk BIM Collaborate/Pro、および AutodeskTakeoff の一般提供をアナウンスしました。このアナウンスにともない、ACC API、Data Management API、Model Derivative API、Webhooks API、Viewer SDK の Beta 版をリリースしています。
変更点
今後、オーストラリア リージョンを示すためにの指定値が、Beta 時の APAC から AUS に変更されます。これにより、保存されるデータの場所がより明確になり、ビジネス ユニットに合わせて調整されるようになります。現在、一部のエンドポイントでは、region フィールドの値として APAC が使用されている場合があります。今後、region 値としての APAC は非推奨になりますのでご注意ください。
リージョン サポートに関して注意すべきいくつかの変更点があります。
- ACC API と自動リージョン ルーティング -- すべての ACC API で自動リージョン ルーティングがサポートされるようになりました。米国で使用するエンドポイントは、すべてのリージョンで機能します。これにより、将来のリージョン拡大のためのコーディングが容易になります。ヨーロッパ リージョン用に個別のエンドポイントを持つ古い管理 API は、下位互換性のために引き続き機能します。
- リクエスト時のリージョン -- region フィールドを指定する必要があるエンドポイントの場合、現在は AUS と APAC の両方が機能しますが、APAC は非推奨の値です。明示的なリージョン値が必要なエンドポイントを使用している場合は、ご注意ください。これは、Data Management/Model Derivative/Webhooks API と Viewer に適用されます。また、オプションの region ヘッダーを受け取る ACC API にも適用することが出来ます。(注: リクエストで AUS を使用する場合、レスポンスのリージョン値は AUS になります。リクエストでAPACを使用する場合、レスポンスはAPACになります。 )
- レスポンス時のリージョン – エンドポイント呼び出しからのレスポンス ボディには、AUS への移行中に APAC または AUS が含まれる場合があります。コードに情報が必要な場合は、遷移が完了するまで、アプリのコード内の両方の値と照合することをお勧めします。
- Viewer - Viewer バージョン 7.100.0 以降では、Autodesk Docs のモデルについて、オーストラリアを含む自動リージョン ルーティングがサポートされています。
変更はいつ行われますか?
上記の変更は、以下のタイムラインに従って実施される予定です。混乱を避けるために、必要な変更を加えるよう尾根ファイします。
- 現在 (2024 年 11 月 4 日現在) – リクエスト時のリージョン指定は、AUS と APAC の両方を受け入れます。
- 2025年3月1日から、レスポンス時のリージョンが AUS に変わります。例: GET Hub
追加情報
オーストラリア リージョン向けの製品と利用可能な製品・ツールに関する情報は、次のリソースから見つけることができます。
オーストラリア リージョンの提供に関連する API の変更についてご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
※ 本記事は Changes are coming for Autodesk Platform Services (APS) in the Australia Region | Autodesk Platform Services から転写・意訳・補足したものです。
By Toshiaki Isezaki
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