先日公開した以下のブログ記事でもご案内をしましたが、今春リリースされた AutoCAD、Revit、Inventor、3ds Max の 2025 バージョンに対応するエンジンが Design Automation API でお使いいただけるようになっています。
Design Automation for Inventor 2025をご利用いただく場合、AppBundle 内のアドイン/プラグインは.NET に移行せず.NET Framework を利用する必要がある点にご留意ください。これは、Design Automation for Inventor 2025で利用しているInventor 2025のコアエンジン(InventorCoreConsole.exe)が.NET Frameworkをベースにビルドされているためとなります。
※Design Automation for AutoCAD、Revitのアドイン/プラグインについては、2025のエンジンで利用する場合は.NETへの移行が必要となります。
Appbundle内に.NETに移行したInventorのアドイン/プラグインを指定しWorkItemから実行した場合、実行時に以下のようなエラーが発生してカスタム処理を実行することが出来ません。
.NETでビルドしたアドイン/プラグインを利用した場合のWorkItemの実行レポート
...
[MM/dd/yyyy hh:mm:ss] CoreConsole Dispose end
[MM/dd/yyyy hh:mm:ss] Could not load file or assembly 'System.Runtime, Version=8.0.0.0, Culture=neutral, PublicKeyToken=b03f5f7f11d50a3a' or one of its dependencies. The system cannot find the file specified.
[MM/dd/yyyy hh:mm:ss] CoreConsole exiting (-1)
[MM/dd/yyyy hh:mm:ss] End Inventor Core Engine standard output dump.
[MM/dd/yyyy hh:mm:ss] Error: Application InventorCoreConsole.exe exits with code -1 which indicates an error.
...
Design Automation for Inventorのアドイン/プラグインの新規作成や、ローカルでのデバッグ実行に利用可能なVisual StudioのTemplateは以下のサイトから入手可能です。2024年5月22日の更新で、Inventor 2025のサポートも追加されておりますので、必要に応じて最新版を取得してご利用ください。
Design Automation: Visual Studio Project Templates for Inventor
Design Automation for Inventor (recommended) It is a multiple project solution. There are three projects: "Debug Plugin Locally", "Plugin project" and "Interaction project". It is recommended to start with this template....
なお、デスクトップ版のInventor 2025に向けたアドイン/プラグインの場合は、過去のブログ記事でもご案内したように.NET(.NET 8) への移行が必要となります。
デスクトップアプリケーションとDesign Automation for Inventorで、ビルドのターゲットプラットフォームを変える必要がある状況となりますので、ご留意いただけますようお願い致します。
By Takehiro Kato
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