今回は、Autodesk Revit 2025 の MEP 設計分野に関連する新機能をご紹介いたします。
稼働スケジュールの機能強化
複雑な稼働スケジュールを作成して、エネルギー解析時に建物の使用状況を正確に表します。
稼働スケジュールが更新され、年間を通して占有、照明、動力負荷を指定する際に、より的確にコントロールできるようになりました。以前は、エネルギー解析時に年間を通して 1 日のスケジュールを 1 種類しか設定できませんでした。
最新の更新で、1 年のスケジュールに複数の 1 日のスケジュールを適用できるようになりました。
この機能強化により、週末、祝日、夏季休業、などの特定の期間について正確に構成できます。
単相電気コンポーネント
電気負荷および配電システムで単相がサポートされるようになりました。
解析モデルおよび構造モデルで単相電気コンポーネントを使用できるようになりました。プロジェクトの条件がより正確にモデル化されます。
解析用ダクトおよび配管セグメント
解析用ダクト セグメントは、ダクト、ダクト継手、ダクト付属品、フレキシブル ダクト、および機械設備のサブ要素です。
これらは、設計または製造コンテンツを使用して、ダクト経路内の流路を表します。
3つ以上のコネクタを含む継手の解析用セグメントには、継手内の交点に接続された複数のセグメントがあります。ビュー内の解析用セグメントの表示を有効にするには、表示とグラフィックスのコントロールを使用します。解析用ダクト セグメントは、[Tab]で選択します。
テクノロジ プレビュー: Fabrication Data Manager
Fabrication Data Manager(FDM)は、Revit ユーザーに提供する MEP ファブリケーション・コンテンツの共有、管理、構築を可能にするクラウド・ホスティング・サービスです。
コンテンツとファブリケーション構成設定はクラウド サービス内で定義され、Revit ユーザーが詳細なモデリング ワークフローで利用できます。
Fabrication Data Manager を使用して、メーカー固有のコンテンツを管理することで、より優れた見積もりを生成し、より正確な詳細モデルを作成し、MEP ファブリケーションを直接推進できます。
詳細は下記の動画をご参照ください。
By Ryuji Ogasawara
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