Inventor 2025ではお客様のフィードバックに基づき、多くの機能拡張が行われております。この記事ではInventor 2025で行われた機能拡張について主なトピックをご紹介いたします。
シートメタル
シートメタルを作成する際に使用するフランジ、フェイス、カットのコマンドにプロパティ パネル インタフェースとワークフローが組み込まれました。これにより、シートメタルの設計をより直感的かつすばやく行うことが可能となります。
パーツモデリング
製造プロセス情報とシンプルに統合された、仕上げフィーチャ機能の拡張が行われています。
またフィーチャパターンでは、フィーチャの複数の面、またはスケッチされた境界を使用したパターン化を可能とする機能改善が行われております。
カスタマイズ可能なカラースキームを用いて、モデルの表示色を変えることが出来るようになりました。これにより画面上でのコンポーネントの選択を容易にしたり、コンポーネントの空間的な位置関係を容易に把握することが可能となります。
また、派生パーツ、派生アセンブリ、パーツ作成ダイアログに「方向付けされた最小境界円柱」オプションが追加されました。
これにより、コンポーネントを単純な円柱形状に置き換えることができるようになりました
図面
図面注記、寸法、パーツ一覧、テーブルのセル結合、履歴テーブル、遷移記号などの機能拡張が行われおります。
パフォーマンスの改善は継続的な最重要事項目として、過去8年間のリリースにおいて継続的に取り組んでまいりました。
Inventor 2025においては次の領域でパフォーマンスの改善を行っております。
- アダプティブ機能: アダプティブ データセットを含むアセンブリの計算が改善されました。
- [開く]および[閉じる]
- インプレイス編集: 開始時間と終了時間の両方で使用します
- モデル状態: モデル状態の作成および切り替えで使用します。多数の行や列を含む大規模なモデル状態のテーブルを持つアセンブリを、スプレッドシートからより効率的に編集できるようになりました。さらに、モデル状態をアクティブにして部品表(Bom)ダイアログを開く操作が、以前よりもはるかに高速になりました。
- フレーム ジェネレータ
- 派生
- 更新
- ブラウザ検索
- 保存
- デカール
またパフォーマンスの問題を報告するためのアドインツール「パフォーマンス フィードバック レコーダ」が追加されており、パフォーマンスに関する問題のレポートを効率的に提供することが出来るようになりました。
相互運用性
Revit 2023 以降のバージョンのRVTまたはRFAファイルにエクスポートできるようになりました。エクスポートには対応する Revit Core Engine (RCE)のインストールが必要となり、未インストールの場合インストールを求められます。
また、AnyCADテクノロジーを利用しIFCファイルをシームレスにインポートをすることが可能となりました。
Inventor 2025ではここで紹介した内容以外にも多くの機能拡張が行われております。詳細については製品のオンラインヘルプのInventor 2025 の新機能よりご確認をいただけますので、ぜひ参照ください。
by Takehiro Kato
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