Technology Perspective from Japan

OAuth API v1 >> v2 移行ご確認のお願い

Autodesk Platform Services（旧 Forge）の OAuth API v1（Authentication API v1）の廃止に関して、改めて、そして、念のため、v2 エンドポイントへの移行のご確認をお願いいたします。 重要：OAuth API v1 非推奨日を2024年4月30日まで延長 OAuth2 v1 から v2 への移行ガイド もし、移行のご対応がまだの場合には、今すぐ移行作業への着手をお願いいたします。 2024年4月30日が Authentication v1 の最終期限です。 By Toshiaki Isezaki Read more →

AutoCAD 雑学：R12 DXF

ご存じのとおり、AutoCAD の図面ファイルは、使用する AutoCAD バージョンによって既定で保存する DWG・DXF のファイル形式が異なっています。なぜ図面ファイル形式を定期的に更新するのかは、過去に 図面ファイル形式の更新について の記事で触れたこともありました。 最近では、1 つの図面ファイル形式を複数のバージョンで既定として扱うようになっています。Revit のようにバージョン毎にファイル形式が更新されてしまい、より新しいバージョンで保存した RVT ファイルを旧バージョンで開けない、といった製品も存在する中、広範なバージョン間で同じ DWG ファイルを開ける利点をもたらしています。 加えて、より新しいバージョンでも、古いバージョンが採用していたファイル形式で保存する機能も提供しています。この際に使用するのが SAVEAS[名前を付けて保存] コマンドです。 ここで気になるのが "AutoCAD R12/LT2 DXF" 形式の存在です。言うまでもなく、この形式は、30年以上前 ‼ の1992年当時最新だった AutoCAD R12（日本では AutoCAD R12J ... Read more →

Design Automation：WorkItem クエリーの追加

ドキュメントへの記載が遅れていますが、Design Automation API の利便性向上を目的に、WorkItem 関連の新しい機能が追加されました。GET workitems/:id エンドポイントへの新しいクエリーパラメータと WorkItem ステータスを得る新しいエンドポイントの追加です。 WorkItem IDの取得 既存の GET workitems/:id エンドポイントに新しいクエリーパラメータ startAfterTime が追加されました。startAfterTime パラメータを利用すると、指定した UNIX 時間 以降に起動した WorkItem の ID 一覧を JSON 内の配列で返します。 メソッド：GET エンドポイント：https://developer.api.autodesk.com/da/us-east/v3/workitems クエリーパラメータ：startAfterTime=<> リクエスト ヘッダー：Authorization Bearer <<アクセス トークン>> UNIX 時間は、Epoch Converter... Read more →

AutoCAD 雑学：匿名ブロックの把握

AutoCAD 雑学：図面要素のつながりと図面クリーンアップ でご紹介しましたが、AutoCAD で図面に寸法を作図する際、匿名ブロック（名前のないブロック）が自動的に定義（ブロック定義）されます。そして、モデル空間などの作図領域に作図されるのは、その匿名ブロック定義を参照するブロック参照です。 匿名ブロックは、*（アスタリスク）で始まる名前（ブロック名）を持ち、寸法以外にも、TABLE コマンドで表を作図したり、ダイナミックブロックを挿入したりした際などにも定義されます。 ユーザーが定義したブロック（ユーザー定義ブロック）と異なり、[ブロック] パレット（INSERT コマンド）や [ブロック定義] ダイアログ（BLOCK コマンド）、[ブロック定義を編集] ダイアログ（BEDIT コマンド）には匿名ブロックは表示されません。 もし、図面内の匿名ブロックを把握したい場合には、次の一文をコマンド プロンプトに入力して実行してみてください。 (setq doc (vla-get-ActiveDocument (vlax-get-acad-object)))(vlax-for block ... Read more →

AEC Data Model サンプル：デザイン比較

AEC Data Model サンプル：事前準備 の内容に沿って、GitHub - autodesk-platform-services/aps-aecdatamodel-samples リポジトリを Windows ローカル環境にクローン・セットアップ済で実行出来ることを前提に、Compare Designs （デザイン比較）の内容を処理していきます。 デザインの比較は、建築家やデザイナーがクライアントや居住者のニーズを満たし、より効果的で機能的な建物を設計していくのに役立つだけでなく、さまざまなオプションやアプローチを評価することで、革新的なソリューションを見つけ、ユニークで刺激的な空間を創造することができる利点があります。 AEC Data Model は、現時点（2023 年 12 月）で Beta 版の API になっています。今後、手順や内容が変更される可能性があります。 はじめに AEC Data Model を使ってプロジェクト内の設計全体で使用されるデータ・プロパティ名、単位、タイプの粒状データを GraphQL 処理でクエリーして検証（取得）する作業を前提としていま... Read more →

APS メインテナンスによる開発者アカウントへの影響の可能性

APS（旧 Forge）でアプリを作成されている方に、順次（再度）英語で次のようなメールが配信されているものと思います。 12月初旬に実施したメンテナンスと同じお知らせになりますが、期間中、新規アプリの作成（Client ID と Client Secret の取得）や既存アプリ内容の変更（コールバック URL の変更や Client Secret の再生成など）が出来なくなる可能性があります。 あらかじめご承知おきいただければと思います。 メール内容は次のとおりです。 >>>>> 2024年2月9日（金）19:00（米国太平洋標準時）- 2024年02月10日(土) 12:00（日本標準時）より、オートデスクチームは開発者アカウント管理をサポートするバックエンドシステムのメンテナンスを行う予定です。メンテナンスは最大 24 時間続く予定です。メンテナンス期間中、すべての開発者アカウントは読み取り専用となり、新しい APS トライアルまたはサブスクリプションを作成することはできません。この間、アプリの作成や変更はできません。 このメンテナンスによるアプリ自体への影響はなく、通常通り A... Read more →

AutoCAD 雑学：図面要素のつながりと図面クリーンアップ

AutoCAD で図面を編集していると、削除出来るはずなのに削除出来ない要素（オブジェクト）に遭遇するときがあります。結論から言ってしまうと、これは、図面破損を防ぐ AutoCAD の仕組みです。 それは、どのような場面でしょうか？ どうすれば、削除出来るようになるでしょう？ 少し長くなりますが、順を追ってご紹介してみたいと思います。 図面を編集する際、コマンド操作毎に更新されるのは、ファイルとして保存されている DWG ファイルではなく、「図面データベース」と呼ばれるメモリ上に展開された状態の図面です。言い換えれば、「図面」はファイルとしてアーカイブされている状態と、編集時にメモリに展開される図面データベースの状態の 2 つの形態が存在することになります。 この「図面」、さまざまな要素（オブジェクト）が含まれています。そして、個々の要素は他の要素と一方向や双方向に参照しあって正しい図面情報が成り立っています。 一方向参照の例では、図形を挙げることが出来ます。例えば、LINE コマンドで線分を作図すると、線分は暗黙のうちに現在の「画層」や「線種」といった要素（情報）を参照することになり... Read more →

ADN 新規加入お申込み手順

Autodesk Developer Network（ADN）加入ページの更新後、申請フォームで利用している Web システムも更新されています。申請フォーム提出の手順は次のようになっています。 https://aps.autodesk.com/autodesk-developer-programs/adn/membership にアクセスして、[メンバーシップお申込み] をクリックします。 次のページが表示されたら「ADNメンバーシップ申請を開始または継続するには、ここをクリックしてください」をクリックします。 オートデスク アカウント（Autodesk ID）とパスワードを画面遷移に従って入力し、サインインします。オートデスク アカウントをお持ちでない場合には、無償で登録することが出来ます。その場合には、ページ下部の「初めてオートデスクをご利用ですか? アカウントを作成」をクリックしてください。 ➔ 申請フォームが表示されます。必要に応じて、ページ右上で明るい色テーマでページを表示する「ライトモード」と、暗い色テーマで表示する「ダークテーマ」を切り替えることが出来ます。 申請フォー... Read more →

あけましておめでとうございます

今年は、粒状データ化したデザインデータにアクセスして利用する、オートデスク プラットフォームを実感する年になるはずです。 Autodesk Data Model や Data Exchange などで、GraphQL の利用も増加していくでしょう。 By Toshiaki Isezaki Read more →