Autodesk Platform Services(APS、旧 Forge)を利用してアプリを開発するには、APS API を利用するアプリの登録とキーの取得 の手順でデベロッパーキーを取得(アプリの登録)する必要があります。
APS アプリ開発を複数の共同開発者とおこなう場合、APS ポータルにサインインしてデベロッパーキーを取得した開発者(所有者、Owner)、取得したデベロッパーキー(Client ID と Client Secret)を他の開発者に共有する必要があります。
このデベロッパーキーの共有作業は、長らく、メールなどを用いてオフラインでおこなっていました。Forge から Autodesk Platform Services への名称変更にともなうポータル サイトのデザイン更新後、新しい「Collaborator」機能を使ってデベロッパーキーを共有出来るようになっています。
Applications 画面から作成したアプリ(Application)画面を表示させると、最下部に「Collaborator」欄が表示されるます。
+ Add collaborator をクリックすると、次の画面に遷移して、デベロッパーキーを共有したい共同開発者のメール アドレス(Autodesk ID)を指定出来ます。
この時、共有する共同開発者の権限を指定することも可能です。具体的には、Client ID と Client Secret の閲覧のみの Viewer 権限と、Client Secret の再生成や利用 API の変更、アプリ名や説明の変更が可能な Editor 権限の 2 つから権限を指定することが出来ます。
[Add collaborator] 画面で共同開発者のメール アドレス(Autodesk ID)を入力後、 Send invite をクリックすると、Invitation(招待)メールが入力したメール アドレス宛に送られます。
デベロッパーキーの共有を完了するには、Invitation(招待)メールを受け取った開発者が、メール中の Accept invite (招待に同意)をクリックする必要があります。
招待された開発者が Accept invite は で同意すると、APS ポータルへのサインインを求められます。サインインが完了すると、デベロッパーキー所有者が作成したアプリ(Application)が Applications 画面に表示されるようになります。これによって、Client ID や Client Secret などを確認することが出来ます。もちろん、Editor 権限の場合には、一部内容を変更したり、他の共同開発者をコラボレーターとして招待したりすることが可能です。
なお、共同開発者が招待に同意すると、招待した開発者には、同意を知らせる通知メールが送られます。
デベロッパーキーを共有している全ての開発者の当該アプリ(Application)画面では、「Collaborator」欄に共同開発者の一覧が表示されるようになります。
共同開発者を複数招待してデベロッパーキーを共有した場合でも、APS の課金対象者は、デベロッパーキーを取得(アプリの登録)した所有者(Owner)になります。
By Toshiaki Isezaki
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