昨年 9 月、オートデスクの Web サービス API のブランド名は、それまでの Autodesk Forge から Autodesk Platform Services(APS)へ名称変更されています。
Forge 時代、Forge を使った開発業務の委託先として、Forge 認定システムインテグレータ制度を導入して、認定システムインテグレータ企業を公開していました。
Autodesk Platform Services へ名称変更にともない、この認定制度の名称も「Autodesk Platform Services 認定パートナー(Autodesk Platform Services Certified Partner)」に変更されています。
Autodesk Platform Services(旧 Forge)を使った開発ビジネスでは、独自サービスを開発してエンドユーザの方に提供する ISV - Independent System Vendor:システム ベンダー と、エンドユーザの方に変わって開発業務を請け負う SI - System Integrator:システム インテグレーター に大別することが出来ます。Autodesk Platform Services 認定パートナー制度は、後者のシステムインテグレーター企業が対象になっています。
ISV - Independent System Vendor:システム ベンダー
- APS を使ったアプリ/サービスを開発・販売している
- 認定制度なし
SI - System Integrator:システム インテグレーター
- APS を使った受託開発をしている
- 認定制度あり
もちろん、認定がなくても APS を使った開発(システムインテグレーター)ビジネスをおこなっていただくことが可能です。ただし、開発業務を請け負う企業をお探しの場合には、1 つの目安として、Autodesk Platform Services 認定パートナーを指標とすることが出来ます。
既存の Autodesk Platform Services 認定パートナーは、日本のパートナーも含め、世界 15 ヵ国を拠点にグローバルに活動しています。
Autodesk Platform Services 認定パートナーは、Certified Partners | Autodesk Platform Services (formerly Forge) ページの [Meet Certified Partners] ボタンから検索することが出来ます。
※ プロファイル提出済パートナーを表示します。
同じ Certified Partners | Autodesk Platform Services (formerly Forge) ページには、Autodesk Platform Services 認定パートナーとして認定を受ける点についての言及もあります。
ページ下部の I want to become an APS Certified Partner リンクをクリックすると、Certified Partner Program | Autodesk Platform Services ページが表示されて、Autodesk Platform Services 認定パートナーになる基準/方法が説明されています。ページ自体が英語なので少しまとめると、次のようになります。
APS 認定パートナー要件
技術的な専門知識
- 少なくとも 2 名が APS API とサービスに関する技術的な知識を保持
- ターゲットとする業界に適した API/サービスの専門知識を保持
ライブ ショーケース アプリの存在
- 参照可能なショーケース アプリがある
- または、本番環境にある作成した Web アプリケーション例の提示
事例
- ソリューションの正常なデプロイの例を共有するための顧客からの許可
- オートデスクの Web サイトで成功事例を公開するために連絡する可能性あり
もし、Autodesk Platform Services 認定パートナー制度による認定に興味をお持ちの場合には、[Apply now] ボタンから申請をおこなってみてください。おおまかな認定プロセスは次のとおりです。
By Toshiaki Isezaki
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