サブスクリプションでオートデスク製品を利用する際、使用可能な製品バージョンがサブスクリプション特典として明記されています。2023年3月15日の時点では、Autodesk Account 配下のページから、「最新バージョンの製品と通常 3 つ前までのバージョンにアクセス」することが出来るとあります。
また、2020年の公開されたブログ記事(英語)では、4 つ前、5 つ前までのバージョンにアクセスする方法がアナウンスされています。
AutoCAD コアエンジンのみをサポートしていた Design Automation API v2 を経て、AutoCAD、Revit、Inventor、3ds Max の 4 つのコアエンジンをサポートする Design Automation API v3 が2019 年10月に導入されて以来、コアエンジンにライフサイクル ポリシーが策定されていませんでした。
今回、前バージョンの製品 | サポート ライフサイクル や前述の製品アクセスに準拠するかたちで、Design Automation API の 4 つのコアエンジン共通のライフサイクル ポリシーが策定され、APS ポータルの Engine Lifecycle Policy ページで公開されました。
要約すると次のような内容となります。
- コアエンジンは、対応するデスクトップ製品の最初のリリースから 4 年間サポートされます。
- 4 年後にコアエンジン バージョンは非推奨となりますが、さらに 2 年間は利用可能で、その後削除されます。
- 非推奨のエンジンバージョンでは、新しい AppBundle や Activity の登録は出来なくなりますが、登録済の AppBundle/Activity を参照する WorkItem は機能し続けます。
- 削除されたコアエンジン バージョンを参照する WorkItem は実行出来ません。
各コアエンジン バージョンの非推奨期日と廃止期日については、 Engine Lifecycle Policy ページをご確認ください。
今後は、デスクトップ製品同様、アプリケーションの定期的な移行計画をお持ちいただければと思います。
By Toshiaki Isezaki
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