今回は、かなりざっくりとですが、今後、Autodesk Platform Services(旧 Forge、以後 APS と表現)で扱うことになるデータ構造、あるいは、データベース構造に触れておきたいと思います。 設計データのファイル CAD ソフトウェアが扱うファイルには、さまざまなデータが論理的に格納されています。最もシンプルな AutoCAD の DWGで見てみると、分かりやすくタイプ別にまとめられていることがわかります。 また、CAD ソフトウェアのファイルには、データ間の関係性も同時に保持されています。BIM を活用されている方には、自明のことと思いますが、この関係性の情報は非常に重要です。先の DWG でも、各データが別のデータを参照し合っています。モデル空間に作図されている円(Circle)や線分(Line)などの図形と画層(LayerTableRecord)の関係やブロック参照(BlockReference)とブロック定義(BlockTableRecord)の関係などです。 そして、設計ツールとデザインデータの遷移 でも触れたとおり、 時代とともに、扱うデータと表現は多... Read more →