APS 学習サイト、Learn APS Tutorials(https://tutorials.autodesk.io/)になって、使用するサンプルが更新されていますので、GitHub リポジトリ、Hub Browser(Node.js)- GitHub - autodesk-platform-services/aps-hubs-browser-nodejs: Hubs Browser (Node.js) を題材に、ローカル環境(Windows)にクローンして実行する手順を記しておきたいと思います。
- Web ブラウザで GitHub 上の Hubs Browser (Node.js) リポジトリ ページを開きます。
- 画面右側の [Code] ボタンをクリックして、クローン元のリポジトリ URL https://github.com/autodesk-platform-services/aps-hubs-browser-nodejs.git をクリップボードにコピーしておきます。
- リポジトリの内容をクライアント コンピュータにクローン(コピー)します。コマンド プロンプトを起動して、リポジトリ内容をコピーしたいフォルダ(ディレクトリ)に CD コマンドで移動し、git clone https://github.com/autodesk-platform-services/aps-hubs-browser-nodejs.git(クリップボード内の URL)と入力します。 aps-hubs-browser-nodejs フォルダが作成されて、GitHub リポジトリからソースコードがコピーされます。
- クローンされたプロジェクトに Node.js の実行で必要となるパッケージ(ミドルウェア)をインストールします。CD コマンドで現在のフォルダを aps-hubs-browser-nodejsフォルダへ移動してから、npm install と入力します。
- このサンプルは実行時にシステム環境変数から Client ID と Client Secret、コールバック URL を取得するので、先にコマンド プロンプトでそれらを指定します。作成したアプリは、システム環境変数、APS_CLIENT_ID(使用する Client ID)、APS_CLIENT_SECRET(使用する Client Secret)、APS_CALLBACK_URL(3-legged OAuth で使用するコールバック URL)、SERVER_SESSION_SECRET(サーバー セッションクッキーの暗号化/復号化で使用する任意のフレーズ)を取得、利用します。メモ帳などのテキスト エディタとクリップボードを交互に利用して(コピー&ペースト)、SET コマンドを実行してみてください。ここでは、ローカル環境での動作を前提に、コールバック URL を http://localhost:8080/api/auth/callback で設定します。コールバック URL は、事前に APS API を利用するアプリの登録とキーの取得 の手順で設定が必要です。
set APS_CLIENT_ID=<<YOUR CLIENT ID>> set APS_CLIENT_SECRET=<<YOUR CLIENT SECRET>> set APS_CALLBACK_URL=http://localhost:8080/api/auth/callback set SERVER_SESSION_SECRET=<<セッションクッキーの暗号化/復号化に使用される任意の文字列>>
- ここまでの手順で実行の準備は完了です。カレント フォルダが aps-hubs-browser-nodejs フォルダであることを確認したら、npm start と入力して Node.js サーバーを起動します。
- Web ブラウザを起動して、URL 欄に localhost:8080 と入力すると、ページが表示されるはずです。3-legged OAuth を使ってオートデスク クラウドストレージにアクセスするためのアクセストークンを取得します。ページ右上の [Login] ボタンをクリックしてください。
- Autodesk ID(オートデスク アカウント)の入力を求める画面が表示されます。A360 や Fusion Team、BIM 360、Autodesk Construction Cloud にアクセス可能なアカウント ユーザ名を入力して [次へ] ボタンをクリックします。
- アカウントのパスワードを入力して [サインイン] ボタンをクリックします。
- 左手に Hub - Project - Folder - Item - Version の階層が表示されます。Version に既にクラウド サービスで変換された SVF が存在していれば、クリックして同 Version の内容が Viewer に表示されるはずです。
この例では、Fusion Team の Hub 配下から、既定の Demo Project に用意されている Robot.iam を表示しています。
BIM 360、Autodesk Construction Cloud にアクセスする場合には、Account Admin の方が「カスタム統合」機能を使って Client ID を登録しておく必要があります。カスタム統合については、BIM 360 Docs と Data Management API アクセス を参照してみてください。
なお、Autodesk Construction Cloud へのカスタム統合について、公式ドキュメントの BIM 360 Compatibility | Autodesk Construction Cloud APIs | Autodesk Platform Services でページでは次のように紹介しています。
一方、BIM 360 へのカスタム統合については、Getting Started | BIM 360 API | Autodesk Platform Services で手順が示されています。
カスタム統合でアプリが使用する Client ID が正しく登録されると、BIM 360 ないし、Autodesk Construction Cloud の Hub が表示されるようになります。プロジェクト配下で変換済の SVF を持つファイルがあれば、Viewer 上にモデルを表示出来ます。
3-legged OAuth を使った Viewer への表示プロセスは、Postman による Viewer 利用手順の理解 - 3 legged 認証 でも把握いただけます。
このサンプルは、ファイルのアップロードはサポートしていません。Data Management API を使ったストレージへのアップロードは、公式ドキュメント Upload a File | Data Management API | Autodesk Platform Servicesをご確認ください。
By Toshiaki Isezaki
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