Direct-S3 アプローチで利用する Signed URL 取得のエンドポイントを日本から呼び出す場合、Upload 用、Download 用ともに、次のクエリーパラメータを指定することをお薦めしています。
GET buckets/:bucketKey/objects/:objectKey/signeds3upload:“useAcceleration=true”
GET buckets/:bucketKey/objects/:objectKey/signeds3download:“useCdn=true”
これらパラメータ指定がない場合、S3 Transfer Acceleration と CloudFront CDN を使った署名付き URL がリクエストされないため、日本からのパフォーマンスが低下してしまいます。従来のアプローチでは、これらのリクエストは米国西部にある Apigee のエッジ エンドポイントに到達するまでのみ公衆インターネットを通過するのみとなりますが、Direct-S3 アプローチでは、転送がアジア・パシフィック から米国東部まで公衆インターネットを経由して行われてしまうため、従来よりもパフォーマンスが低下してしまう可能性がります。
Transfer Acceleration と CloudFront CDN を利用した署名付き URL をリクエストした場合には、転送は日本の CloudFront エッジエンドポイントに到達するまでしか公衆インターネットを経由せず、それ以降はより高速な AWS バックボーンを利用することになるため、従来よりもパフォーマンスの向上を望めます。
なお、ドキュメント上の tutorial では、Download a File | Data Management API | Autodesk Forge と Upload a File | Data Management API | Autodesk Forge で Direct-S3 アプローチに対応した内容に改修済となっています(ただし、前述のパラメータ未使用です)。
By Toshiaki Isezaki
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