誕生から 40 年を迎える AutoCAD、今年も新バージョンとなる AutoCAD 2023 と AutoCAD LT 2023 がリリースされました。まずは、概要のご紹介です。
昨年と同様、Windows 版と Mac 版の同時リリースとなります。
また、AutoCAD Web アプリ、AutoCAD モバイルアプリを含めた AutoCAD ファミリーとした包括運用による柔軟なワークフローに対応しています。
Windows 版では、業種別ツールキットの利用も可能なので、業務に合わせてお使いいただくことで、AutoCAD 単体の利用に比較して、さらに生産性を向上させることが出来るようになります。
- なお、昨年の 生まれ変わった AutoCAD の内容は、このバージョンでも同じなので、実質的な新規販売は 単体の AutoCAD と業種別ツールセットを含む AutoCAD Plus(別名 AutoCAD including specialized toolsets)となります。Mac 版には業種別ツールセットを含む AutoCAD Plus の提供はありません。
デスクトップ版 AutoCAD 2023 がサポートする OS 環境は次のとおりです。
Windows 10
- Microsoft がサポート中の Windows 10、Windows 11
- 64 ビット版のみの提供(32 ビット版の提供はなし)
- .NET Framework Version 4.8 以降
Mac
- Apple® macOS® Monterey v12 (Update 2022.2 が必要)
- Apple macOS Big Sur v11
- Apple macOS Catalina v10.15
- Apple macOS Mojave v10.14
AutoCAD 2023 は、引き続き 2018 図面ファイル形式を採用します。DWG と DXF の入出力の能力は従来と同様です。
図面読み込み:
- すべての AutoCAD バージョンで作成した DWG ファイル
- TrustedDWG を扱うことが出来ます
- すべての AutoCAD バージョンで作成した DXF ファイル
図面の保存:
- R14, 2000, 2004, 2007, 2010, 2013, 2018 形式の DWG ファイル
- R12, 2000, 2004, 2007, 2010, 2013, 2018 形式の DXF ファイル
By Toshiaki Isezaki
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