以前、Visual Studio Code での Forge 開発 でご紹介した Autodesk Forge Tools での 3-legged OAuth 対応についてご案内したいと思います。
通常、VS Code 上で Autodesk Forge Tools を利用すると、2-legged OAuth で取得した Access Token が使用されます。この時、VS Code の画面左下のステータスバーには、それを示す文字が表示されます。
Forge ポータル(https://forge.autodesk.com/)で作成するアプリの「」に http://localhost:8123/vscode-forge-tools/auth/callback を設定しておくと、3-legged OAuth を使った認証と認可のプロセスを VS Code でおこなうことが出来るようになります。
(VS Code の settings.json で使用する Client Id と Client Secret を持つアプリについて、)あらかじめ、前述の Callback URL が設定されていれば、ステータスバーの「Forge Auth: 2-legged」をマウス左ボタンでクリックすると、既定のブラウザが起動して 3-legged OAuth のプロセスがはじまります。
[Login] ボタンをクリックしてアクセス対象となる A360、BIM 360 Docs、Fusion Team などのストレージ データ所有者の Autodesk ID でサインインすると、次の認可画面が表示されます。
[許可] ボタンで Autodesk Forge Tools のユーザ データアクセスを認可すると、次の画面に遷移して 3-legged OAuth プロセスが完了したことが通知されます。
Web ブラウザの画面を閉じて VS Code に戻り、「Hubs & Derivatives View」にアクセスすると、認可したユーザの権限に応じて、Hub >> Project と内容を表示していくことが出来るようになるはずです。
- BIM 360 Docs のストレージ内容を表示させるには、BIM 360 Docs と Data Management API アクセス 中程からご紹介している手順で、事前に BIM 360 Docs のアカウント管理者によって使用する Client Id を登録しておく必要があります。
なお、Autodesk Forge Tools が 3-legged OAuth で使用するポート番号は 8123 ですが、この値は Autodesk Forge Tools エクステンションの設定で変更することも可能です。
By Toshiaki Isezaki
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