Inventorの新バージョンとなる、Inventor 2022がリリースされました。
まずは、概要をご紹介したいと思います。
サポートされるプラットフォームは、2021に引き続き Windows 10 の 64 ビット版(32 ビット版の提供はなし)となります。また、対応する.Net Frameworkについては、.NET Framework Version 4.8以降となります。
詳細なシステム要件については、オンラインドキュメントの以下のページをご参照ください。
また、これまでのInventorのリリースと同様に、Inventorファイルの保存形式が変更されており、Inventor 2022で作成したファイルをInventor 2021で開こうとすると、以下のようなダイアログが表示されます。
ダイアログに記載のように、Inventor 2022で作成、保存したファイルを、Inventor 2021で開くためには、最新のUpdateの適用が必要となります。
この、新しいファイル バージョンを開けるようにする Update は、通常、Inventor の最新バージョンのリリースから 1 か月後に使用可能になります。
Inventorのファイル互換性に関するトラブルシューティングについては、オンラインヘルプの以下のページをご参照ください。
また、Inventorのアドインプログラム等を開発するためのSDKのインストーラについては、Inventorのインストーラに含まれており、通常C:\Users\Public\Documents\Autodesk\Inventor 2022\SDK フォルダ配下に配置されます。
SDKフォルダ配下には、「SDK_Readme.htm」、「DeveloperTools.msi」、「usertools.msi」が含まれており、「DeveloperTools.msi」をインストールすることで、C:\Users\Public\Documents\Autodesk\Inventor 2022\SDK\DeveloperToolsフォルダ配下に、Inventorのオブジェクトモデルドキュメント、各種サンプルプログラムやツール等がインストールされます。
なお、Inventor add-inを開発する際に使用する、Visual StudioのアドインWizardについては、DeveloperTools.msiをインストールすることで併せてインストールされます。
詳細については英語となりますが、SDKフォルダ内の「SDK_Readme.htm」をご参照ください。
次回は、Inventor 2022の新機能についてご案内をしていきます。
by Takehiro Kato
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