まだ、ベータ版の扱いですが、AutoCAD Civil 3D のコアエンジンが Design Automation API に加わりました。Design Automation API v3 には、既に AutoCAD、Inventor、Revit、3ds Max のコアエンジンがサポートされているため、実質、5つめのコアエンジンです。
Design Automation API for Civil 3D では、Civil 3D .NET API サポートが含まれています。この場合、AutoCAD 機能をカバーする AcCoreMgd.dll、AcDbMgd.dll に加え、AeccDbMgd.dll と AecBaseMgd.dll アセンブリ参照したアドイン(AppBundle)がサポートされることになります。
Design Automation API for Civil 3D では、デスクトップ開発と同様、最新の AutoCAD エンジン(現在はAutodesk.AutoCAD+24)を選択していただくだけです。他の指定は不要です。つまり、AutoCAD コアエンジンが、Civil 3D をサポートするようになっています。
なお、COM オブジェクトを含む ActiveX オートメーション API(COM API) はサポートされませんのでご注意ください。例えば、パイプ パーツフ ァミリとサイズの追加と削除、コリドー マクロ、再構築など、ActiveX に依存する一部の機能はサポートされていません。
Design Automation API for Civil 3D の WorkItemを実行して、追加情報を抽出、プロパティ パネルに追加する サンプル が用意されていますので、ぜひご確認ください。
なお、Design Automation API for Civil 3D の利用時には、Design Automation API for AutoCAD として処理されるため、Forge ポータルの Usage Analytics には Design Automation API for AutoCAD として消費クラウドクレジットをカウント、表示されることになります。このため、Design Automation API for Civil 3D(Civil 3D 機能を使った AppBundle)の WorkItem 処理は Beta 扱いなのですが、クラウドクレジットによる課金対象となってしまいますので、ご注意ください。可能であれば、トライアル アカウントでの評価をお勧めいたします。
By Toshiaki Isezaki
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