Inventor 2021製品が2020/3/31にリリースされました。
Autodesk® Inventor® 2021 は、ユーザのリクエストに基づく更新と拡張機能を備えており、設計ワークフローのスピードアップ、反復作業の削減、エクスペリエンスの向上を実現できるため、ユーザは設計と革新に集中できます。
今後、複数回の記事に分けてInventor 2021の新機能をご紹介させていただきたいと思います。
個別の新規機能のご紹介の前に、まずは本リリースでの新規機能の概要を紹介する動画をご確認ください。
パフォーマンスと生産性の改善点
Inventor 2021 では、次のワークフローで改善されたパフォーマンスを体験できます。
- ウィンドウ選択やコンポーネントのフィルタリングを使用して多数のコンポーネントを同時に選択する際の Inventor の応答が速くなります。
- 指定または保存されたビューを使用したときの表示ステータスの変更が速くなります。
- サブアセンブリを挿入する際のパフォーマンスが向上しました。
- 直接、または保存したビューを使用してコンポーネントの表示設定を反転するときの表示設定変更のスピードが向上しました。
パフォーマンスと生産性の改善について紹介をする、以下の動画をご確認ください
フレームジェネレータの機能強化
ファイルの名前付け、新しいカテゴリ フィルタ、編集機能など、フレーム ジェネレータの生産性が大幅に向上しました。
- [ファイルを命名]ダイアログ ボックスが引き続き改善され、フレーム ジェネレータ コンポーネントの命名規則をより詳細にコントロールできるようになりました。新しいオプションを使用すると、コンポーネントのファイル名をブラウザの表示名と同じにすることができます。
- フレームを作成するときに、新しいカテゴリ フィルタを使用すると選択を合理化できます。プリセットを使用すると、頻繁に使用するフレーム設定を後で再利用できるように保存できます
- [プロパティ]パネルからジオメトリをフィルタできるようになりました。また、新しいプレビュー記号により、スケルトン ジオメトリを選択する際にフレームの方向を変更できるようになりました。
- 新しいズーム ツールを使用すると、ビューをフレーム マニピュレータに対して垂直に、またはフレーム マニピュレータのアイソメ ビューをクローズアップして調整できます。終了したら、ズームして最初のビューに戻すことができます。
- [トリム/延長]コマンドを使用して、曲面上でメンバを終了することもできます。
- 末端処理に新しいノッチ プロファイルが 2 つ追加され、'I'、'C'、および 'T' プロファイルと円形状のメンバへのノッチ サポートが拡張されました。
- フレーム メンバの[再利用]コマンドが大幅に修正され、再利用されたフレーム メンバのコレクション内で元のメンバを選択してスケルトン ジオメトリを設定するのが容易になりました。
フレームジェネレータの機能強化についてご紹介した以下の動画もご確認ください
Inventor 2021でのパフォーマンスの改善、フレームジェネレータの機能強化についてご紹介いたしました。
是非ともお客様の環境で、Inventor 2021での新機能をご体験いただければと存じます。
次回の記事では、Inventor 2021の機能強化された「図面作成」と「自動化」についてご案内をいたします。
By Takehiro Kato
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