Forge Viewer の新バージョン 7.0 がリリースされています。今回のバージョンは、今後の拡張を見据えて大幅な変更が加えられているため、Forge Viewer を利用している既存の Forge アプリは、一定程度の移植作業が必要になる場合があります。
もし、Forge アプリをお持ちの場合、バージョン 7.0 は、旧バージョンとの非互換リリースとなりますので、ご注意ください。以前のバージョンを利用し続ける場合には、Forge Viewer バージョン指定のもう1つの方法 をご確認ください。
変更された項目
- ViewingApplication は、独自の JavaScriptファイルにバンドルされています。 >> Migration Guide を参照してください。
- viewer.loadModel() API は非同期になり、Promise を返すようになっています。
- ノン フォト リアリスティック レンダリング機能は、Autodesk.NPR extension に移動しています。
- ViewCube API は、Autodesk.ViewCubeUi extension に移動しています。
- Document.getMessagesはプレーンな GUID を受け付けなくなりました。 対応する BubbleNode を取得するには、Document.getRoot().findByGuid() を使用してください。
- Document.getViewGeometry は、JSON の代わりに BubbleNode を返します。
- Pushpin のサムネイルは、拡張機能のオプションで generateIssueThumbnail または generateRFIThumbnail を指定した場合にのみ生成されます。
追加された項目
- JavaScript バンドル viewerCE.min.js、SVF および F2D モデルをロードするのに十分な機能を備えたコンパクトなライブラリ。
- アプリケーションを適切にシャットダウンし、メモリを解放するグローバル シャットダウン API Autodesk.Viewing.shutdown()。
- ビューアのスクリーン ショットをキャプチャする静的関数を含む名前空間 Autodesk.Viewing.ScreenShot。
- model.getPropertyDb() への第2引数 userData >> executeUserFunction(userFunction、userData)。
- set2dSelectionColor() への第2引数の opacity >> set2dSelectionColor(newTHREE.Color(r, g, b), opacity)。
- ツールバーを垂直方向に表示するオプション new avu.ToolBar('toolbar-id'、{alignVertically:true});。
- Extension.onToolbarCreated(ツールバー)API。
VertexBufferReader へのコンパクトな頂点バッファのサポート。 - viewer.overlays - オーバーレイシーン、メッシュなどを追加するための API の公開。
- viewer.unloadModel()、viewer.hitTest()、および viewer.refresh()。
- モデル内の特定のフラグメントの FragmentPointer クラスを公開する model.getFragmentPointer() 。
- ズーム ドリーの速度を変更する API:
var tool = viewer.toolController.getTool('dolly');
tool.setDollyDragScale(value); //Drag Speed
tool.setDollyScrollScale(value); //Scroll Speed
- 設定にズーム速度とスクロール ホイール速度のスライダ コントロールヲ追加。
- カナダ - フランス語のローカル言語サポート。
- ピンチ ジェスチャ サポートを Autodesk.BimWalk extension へ移動
- 設定パネルからアクセス可能なパネルでの Autodesk.Fusion360.Animation extension の設定。
- Autodesk.DiffToo extension に対するヘッドレスビューアのサポート。
- 設定パネルからアクセスできる Autodesk.NPR extension の設定。
- 3D ミニマップのパン機能。
削除された項目
- viewer.getToolbar(true) はツールバーを作成しなくなりました。関数はパラメータを取りません。
- viewer.getToolbarProm():Promise >> Migration Guide を参照してください。
- viewer.playAnimation(callback) >> Migration Guide を参照してください。
- Document.getViewableItems(document) - Document.getRoot() を使用してください。代わりに findAllViewables() を使用してください。
- Document.getItemById(id) - Document.getRoot()。findByGuid() を使用してください。
- Document.getPropertyDbPath - Viewer3D.loadModelを直接呼び出し、プロパティを自動的に設定する loadDocuementNode を使用しない場合は、Document.getFullPath(Document.getRoot()。findPropertyDbPath()) を使用してこのフィールドに値を設定します。
- Document.getRootItem - Document.getRoot() を使用してください。
- Autodesk.BIM360.Extension.PushPin extension の createItem(data) メソッドは loadItems([data]) に置き換えられました。
- RESET_EVENT - コードのどの部分もイベントを発生させていません。それに応答するクラスはほとんどありません。
- viewer.load() は viewer.loadModel() に置き換えられました。
- viewer.isolateById() は viewer.isolate() に置き換えられました。
- viewer.displayHomeandInfoButton()。
- MarkupsCoreUtils.getClipPathId() は MarkupsCoreUtils.getUniqueID() に置き換えられました。
Forge Viewer バージョン 6 から バージョン 7 への具体的な関数マッピング情報が Forge ポータルに用意されていましたので、関数などの移植情報は Migration Guide をご参照ください。
By Toshiaki Isezaki
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