Web アプリのデプロイ：Azure へのデプロイ

今回は、デプロイの一例として、GitHub Desktop を使った Web アプリの GitHub へのプッシュ でご紹介した GitHub リモートリポジトリの Web アプリ（NodejsWebApp1）を、Microsoft Azure へデプロイしていきたいと思います。

言うまでもなく、Microsoft が運用するクラウドプラットフォームで、Windows 仮想環境だけでなく、Web アプリの運用もカバーする多様なサービスを提供しています。

※ ご紹介する画面遷移は2019年4月時点のものです。今後当該サービスプロバイダーによって変更される可能性があります。

GitHub リモートリポジトリのデプロイ

GitHub 同様、Azure を利用するために Microsoft アカウントが必要です。Microsoft アカウントをお持ちでなければ、https://azure.microsoft.com/ja-jp/free/ からアカウントを作成してください（無償）。
Microsoft アカウントで Azure ポータル（https://portal.azure.com/）にサインインしたら、ページ左から「App Service」を選択します。
App Service ページが表示されたら、「＋追加」を見つけてクリックします。
Web App 作成ページが表示されます。「アプリ名」欄にデプロイするアプリの名前を入力してください。この入力が新規作成する「リソースグループ」の名前と「Application Insight」に反映されるだけでなく、URL の一部になる点にも配慮してください（例：aaa とした場合、https://aaa.azurewebsites.net/ になる）。ここは、GitHub 上のリモートリポジトリ NodejsWebApp1 にしたいところですが、既に他の開発者が同じアプリ名でデプロイ済のようなので、NodejsWebApp1-app としておきます。
[作成] ボタンをクリックしてアプリの仮想環境を作成します。
デプロイが進行中である旨、メッセージが表示されます。デプロイが完了するのに少し時間がかかりますので、そのままお待ちください。
デプロイした Web アプリとともに、他の Web アプリ（もし、あれば）が一覧表示されるはずです。ここでは、いまデプロイした Web アプリを設定していきますので、アプリ名 NodejsWebApp1-app のリンクをクリックしてください。
NodejsWebApp1-app アプリの構成ページが表示されます。左手のデプロイセンターをクリックしてください。
デプロイセンターページでは、デプロイ済の NodejsWebApp1-app アプリと GitHub リモートリポジトリ NodejsWebApp1-app を関連付けをおこないます。ページ中の [GitHub] をクリックして（①）、ページ下の [続行] をクリックしてください（②）。
1. もし、初めて GitHub との接続をする場合には、[承認] ボタンが表示されます。ここでは、Azure が GitHub リポジトリを利用出来るように認可を与える必要があるので、[承認] ボタンをクリックしてください。
2. GitHub アカウントでのサインインを求められるので、適切なユーザ名とパスワードを入力してサインインします。
3. [Authorize Azure App Service] ページが表示されたら、[Authorize AzureAppService] ボタンをクリックして、Azure の GitHub アクセスを認可します。
[App Service のビルドサービス] をクリックして（①）、ページ下の [続行] をクリックしてください（②）。
GitHub アカウント名（ユーザ名）、リモートリポジトリ名、ブランチ名を入力/選択して（①）、[続行] をクリックします（②）。
ここまで操作・設定したサマリーが表示されるので、内容を確認後、[完了] をクリックします。
しばらく時間がかかりますが、設定した内容がデプロイに反映されます。処理完了（セットアップのデプロイ完了）のメッセージが表示されたら、NodejsWebApp1-app アプリの「概要」をクリックして（①）、デプロイ済の URL をクリックしてください（②）。
デプロイ済の NodejsWebApp1-app の URL https://nodejswebapp1-app.azurewebsites.net/ でアプリが実行されるはずです。