Technology Perspective from Japan

Revit 2020 の新機能 その3

前回に引き続き、Revit 2020 の新機能についてご紹介させて頂きます。 今回は、「接続機能」をテーマとした新機能と更新内容についてご案内いたします。 「接続機能」は、プロジェクトチームの連携を強化し、マルチプロダクト間のワークフローをより良くするための重要なテーマです。 ユーザーが円滑にコラボレーションでき、他者と情報交換するプロセスを改善することが、一つのゴールとなっています。 つまり、この分野では、オートデスクのソフトウェアやサービス間でデータを共有したり、IFCやPDFなどの業界標準をサポートしたり、プロジェクトチームが互いに連携して作業できるようにするツールを提供します。 PDF のアンダーレイ Revit Ideas で最も投票数の多かったリクエストが Revit 2020 でサポートされました。 1 ページまたは複数ページの PDF ファイルを Revit の 2D ビューに読み込んで、モデルの参照として使用できるようになりました。 これにより、2D データを BIM と接続して、建設のワークフローを改善します。 ラスター イメージと同じ方法で、PDF ファイルを操作... Read more →

Autodesk University Japan 2019 開催決定

今年の Autodesk University Japan の開催日と場所が決定しました。もちろん、Forge Developer Conference も併設予定です。 開催日はここ数年の開催時期より若干遅くなり、 10月9日（水）の予定です。また、開催場所は昨年と同じく グランドニッコー東京台場 （https://www.tokyo.grand-nikko.com/）です。現時点では、これ以上の情報がありませんが、詳細が決まりましたら、またご案内していく予定です。 今年も両イベントにご期待ください。 By Toshiaki Isezaki Read more →

Revit 2020 の新機能 その2

前回に引き続き、Revit 2020 の新機能についてご紹介させて頂きます。 今回は、「最適化機能」をテーマとした新機能と更新内容についてご案内いたします。 ソフトウェアを使用する上で、その使いやすさと生産性、そして設計上の意思決定を手助けする分析能力は非常に重要です。 Revit 2020 では、これからご紹介する新機能と更新によって、繰り返しのタスクに費やす時間を削減し、効率化を図りました。 移動パス ルート解析を使用して、モデル内の選択した点の間の移動距離と移動時間を解析して、デザインのレイアウトを最適化できるようになりました。 最短経路をシミュレートすることにより、人々が建物の中に移動したり、スペースを移動する方法を理解することができます。 この[移動パス]ツールは、平面図ビュー上で、始端と終端を選択することによって移動パスを設定します。 モデルのジオメトリが解析され、移動パス上にある障害物として作用するモデル要素は迂回し、ドアは通過するようナビゲートされて移動パスが生成されます。 また、ルート解析の設定により、モデル要素が移動パスに与える影響をコントロールします。移動パスの始... Read more →

Revit 2020 の新機能 その1

今年も Revit の新バージョンとなる Revit 2020 がリリースされました。今回から複数回にわたって、Revit 2020 の新機能と更新内容をご紹介していきます。Revit 2019 更新プログラムでオートデスクのサブスクリプション メンバーが使用できるようになったほとんどの新機能と機能拡張が、Revit 2020 でも利用できるようになりました。 Revit Ideas Revit Ideas フォーラムは、Revit のお客様からご要望を投稿頂けるフォーラムです。お客様からの推薦や投票によって支持を得られたご要望は、新機能・拡張機能として追加されております。 英語になってしまいますが、Ideas フォーラムへのご要望の投稿もぜひご検討ください。 https://forums.autodesk.com/t5/revit-ideas/idb-p/302/tab/most-kudoed Revit ロードマップ Revit 2019.2 のリリースに伴い、2019年1月23日に Revit ロードマップの最新版が公開されました。 ロードマップで公開されているステートメントは、... Read more →

日本語版 Inventor 2020 API プログラミング用ヘルプ

Inventor 2020 API の日本語プログラミング用ヘルプ （admapi_24_0.chm）がリリースされました。 ZIP 圧縮したファイルをポストしていますので、次のリンクからダウンロードしてください。 Inventor 2020 API の日本語プログラミング用ヘルプ をダウンロード 日本語版 Inventor 2020 に同梱されている API ヘルプは英語版オンライン ヘルプになっていて、C:\Users\Public\Documents\Autodesk\Inventor 2020\Local Help にインストールされています。 ダウンロードした日本語版の Inventor 2020 API Help （admapi_24_0.chm）で上書き保存していただければ、Inventor のメニューから日本語版ヘルプを起動することが出来るようになります。 ダウンロードして展開した .chm ファイルは、セキュリティ機能によってコンテンツ表示がブロックされる場合があります。コンテンツがブロックされている場合には、各ページが白く表示されて何もない状態となります。 ページに... Read more →

Inventor 2020 の新機能

Inventor の新バージョンとなる Inventor 2020 がリリースされています。サブスクリプション契約をお持ちの方には、既に Autodesk Accounts ページ（https://accounts.autodesk.com）、あるいは、Autodesk デスクトップ アプリ からインストーラをダウンロード出来るようになっているはずです。 今年、2019 年は、Inventor をマーケットにリリースしてから 20 年の節目の年となります。 従前の通り、お客さまからのフィードバックを製品に反映するかたちで、ユーザーインターフェースとワークフローを強化、よりプロフェッショナル レベルの機能強化を備えたリリースです。 Inventor 2020 ユーザ エクスペリエンス Inventor 2020 は、ユーザ インターフェース に新しいライト テーマ インタフェースを採用しているほか、照明スタイル、コマンド アイコン、およびグラフィック プリセットを改良し、パフォーマンスや品質、または、バランスに基づいて複数の表示設定を変更できるようになっています。同様に、マルチ モニタ ... Read more →

Forge 1 Day Workshop - Design Automation API for Revit - 開催 - 2019年5月

来る 5月28日（火）東京、5月31日（金） 大阪にて、Design Automation API を利用して Revit アドインを Forge のクラウド上で実行する方法を把握していただくワークショップを開催いたします。 Design Automation API を利用すれば、Revit がデスクトップの環境になくても、クラウド上で Revit API を使用したカスタム処理を実行して、 Revit のモデルを作成・編集したり、データを抽出したりすることができます。 このワークショップでは、2-legged OAuth を利用して独自に作成した Bucket に Revit プロジェクトをアップロードし、Design Automation API で Revit アドインを実行してパラメータを編集・保存し、ダウンロードする手順をご案内いたします。 下記のいずれかに該当する方を対象とさせていただきます。 Revit アドインの開発経験（または、C# 及び .NET Framework のプログラミングスキル）をお持ちの方 Web アプリケーションの開発経験（または、HTML, CS... Read more →

Forge の始め方

最近、「Forge を利用するためには、どのような契約が必要か？」、「Forge を評価してみたいが、どうすれば良いのか？」、「クラウド クレジットを事前の購入する必要があるのか？」といったお問合せが増えています。Forge を A360 や BIM 360 のようなクラウド サービスと誤解されているケースも散見されますので、今日は、そういった「はじめの一歩」に関する諸々の疑問にお答えしていきたいと思います。 Q. Forge を購入したいのですが、販売店を紹介してください。 Forge はエンドユーザ向けの SaaS（Software As A Service ＝ クラウド サービス）ではなく、デベロッパ（開発者）向けの Web API（Application Programming Interface）のブランド名です。利用にはプログラムの作成が必須です。その性格上、オートデスク認定販売店での販売はしていません。Web 開発の環境・知識をお持ちであれば、Forge ポータルからデベロッパキーを取得するだけで、トライアル期間（最大90日間）、無償でお使いいただくことが出来ます。後述す... Read more →

Model Derivative API での IFC ファイル変換の変更について

Model Derivative API で IFC ファイルを変換する処理では、現在 Navisworks インポーターをベースにした実装が利用されています。変換結果をより良いものにしていく目的で、今回、代替となる Revit ベースの実装に変更、デプロイされています。インポーターを変更するとデータ形式と内容に影響を与えるため、後述のように既存コードに影響を与えないよう考慮しつつのデプロイとなります。今後、これらの変更を適切に処理するために、コードを更新する可能性がありますのでご注意ください。 移行は2段階で行われます。 フェーズ 1：今後、数ヶ月間、Model Derivative API を使った IFC ファイル変換のパイプラインでは、既定の変換が Navisworks ベースの実装により処理されます。ただし、下記でご紹介するように、明示的にパラメータを使用して Revit パイプラインのテストをおこなうことが出来ます。 フェーズ 2：数ヶ月後、Model Derivative API での IFC ファイル変換では、Revit ベースのパイプラインを既定に切り替える予定です。... Read more →

AutoCAD 2020 クイック アンサー ガイド

AutoCAD 2020/AutoCAD LT 2020 のリリースにともない、両製品用のクイック アンサー ガイドが更新され、最新版が出来上がりました。目次や索引から知りたい機能を見つけて、操作方法を把握していただけます。AutoCAD 2020 と AutoCAD LT 2020 のクイックアンサーは、それぞれ、次のリンクからダウンロードすることが出来ます。 AutoCAD 2020 クイックアンサーガイド をダウンロード AutoCAD LT 2020 クイックアンサーガイド をダウンロード By Toshiaki Isezaki Read more →