Forge Viewer の新バージョン 6.5 がリリースされていますので、その機能や変更点をご紹介しておきます。旧バージョンを利用し続ける場合には、Forge Viewer バージョン指定のもう1つの方法 をご確認ください。
新機能
- WebGLRenderer は WebGL2 コンテキストを利用出来るようになっています。
-
Fusion Animation Extension
Autodesk.Fusion360.Animation
を使って Forge Viewer で Fusion 360 アニメーションを再生する際、カメラ(視点の動き)をアニメーションから切り離す新しいメソッドが追加されています。:setFollowCamera(bool)
isFollowingCamera():bool
setFollowCamera(false)
が呼び出されると。再生アニメーションはカメラ(視点の動き)から分離されます。同様に、ユーザがモデルを周回してもアニメーションは停止しません。 デフォルトの動作は変わりません。 ユーザ インタフェースも変更されていないため、この機能は JavaScript を介してのみ有効にすることが出来ます。下図は GIF アニメーションのため、色域の関係で Viewer 本来の発色から劣化して表示されています。 -
viewer.setThemingColor() 関数への再帰フラグ:
setThemingColor( dbId, color [, model [, recursive ] ] )
dbId
number color
THREE.Vector4 (r, g, b, intensity), all in [0,1].
model
Autodesk.Viewing.Model <optional> For multi-model support.
NEW! recursive
boolean <optional> Should apply theming color recursively to all child nodes.
model.getPropertyDb().executeUserFunction():Promise
PropertyDatabase インスタンスに対して、ワーカースレッドでユーザー指定の機能コードを実行することを許可します。 提供された関数から返された値は、返された Promise を解決するために使用されます。
例:
executeUserFunction(function(pdb) {
var dbId = 1;
pdb.enumObjectProperties(dbId, function(propId, valueId) {
// do stuff
});
})- 新し vector レンダラを使用して PDF をレンダリングするタイミングを決定するための新しい
totalRasterPixels
プロパティが導入されています。 (このプロパティがデリバティブサービスで有効になると、)約1メガピクセル未満のラスターイメージを含む PDF ページは vector レンダラでレンダリングされます。 それ以外の場合は、Leaflet レンダラが引き続き使用されます。
変更点
- アニメーションでモデルを適切にサポートするために、Autodesk.Fusion360.Animation が BubbleNode の Extension に存在する場合、オンデマンドロードはviewer.loadDocumentNode()で無効にされています。
- Explodeスライダーの UI コードは、GuiViewer3D から Autodesk.Explode Extensiom に移動しています。
- 設定パネル(4.1.0で更新されて以来、画面中央に固定されていました)は現在フローティング状態になっており、再びキャンバス上を移動できます。下図は GIF アニメーションのため、色域の関係で Viewer 本来の発色から劣化して表示されています。
- LevelsExtension の断面平面のコードは、viewerState.cutplanes から viewerState.floorGuid に移動されています。
By Toshiaki Isezaki
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