今回は、Revit API を利用したアドイン開発にご興味のある方や、アドイン開発を始めた初心者の方に向けて、参考になるコンテンツをご案内いたします。
また既にアドイン開発をされている方にも、開発時の問題解決に役立つサイトをご紹介しております。ぜひご一読ください。
1. Revit API トレーニングマテリアル
Revit API トレーニング マテリアルは、プレゼンテーションスライドとサンプルコードが同梱されているチュートリアル教材です。英語版のトレーニングマテリアルをベースとした日本語版を公開しております。
C# と VB.NET それぞれのコンテンツが用意されております。また Visual Studio のプロジェクトテンプレートとして利用できる「Revit Add-In Wizard」や、「RevitLookup ツール」の入手方法についてもご案内しております。
アドイン開発を始める際は、まずはこのチュートリアル教材で学習することをお勧めいたします。
ただし、Revit 2019 のコンテンツは現在準備中です。準備ができましたら、別途、ブログ記事でご案内させていただきます。
また「Revit Add-In Wizard」と「RevitLookup ツール」については、過去のブログ記事でもご紹介しております。
2. Revit API 開発者用ガイド
実際にアドイン開発を始める際に参考になるコンテンツが、Revit API 開発者用ガイドです。日本語にも対応しております。
Revit API の概要を網羅的に解説しており、日本語で閲覧可能なコンテンツで最も情報量の多いコンテンツとなります。
各ページでは、クラスやメソッドの解説や、サンプルコードが掲載されております。
3. Revit SDK
そしてさらに API の詳細を確認するには、Revit SDK に同梱されている API リファレンスが参考になります。
Revit API 開発者用ガイドではカバーされていないメソッドの引数の詳細やオーバーロード、プロパティ、API を使用するにあったっての注意事項、仕様などをご確認いただけます。
また多数のサンプルコードも同梱されております。
サンプルを動かしながらコードを確認することができるため、アプリケーションの詳細設計や実装方法の確認にも役立ちます。
4. 対訳検索サイト
英語のコンテンツを検索・閲覧していると、Revit で使用されている日本語の用語がどのような訳なのかわからないことがあります。
その際に役立つサイトがオートデスク製品で使用されている用語・文言の対訳を検索できるサイト NeXLT です。
- [ Target Language ] のコンボボックスから、 Japanese を選択します。
- [ Autodesk Product(s) ] のセレクトボックスから、Autodesk Revit を選択します。
- 日本語の用語に対応する英訳を確認する場合は、[ Search target language for: ] テキストボックスに検索語を入力します。逆に英語から日本語の用語を調べたい場合は、[ Search source language (English) for: ] テキストボックスに英語で検索語を入力します。
5. Revit API Forum
上記の対訳検索サイト NeXLT で用語の英訳がわかりましたら、Revit API Forum での検索が容易になります。
Revit API Forum は、弊社エンジニアだけでなく、多くのワールドワイドのプロフェッショナルなデベロッパが参加しているディスカッションフォーラムです。
このフォーラムは非常に活気があり、キーワード検索をすれば、類似する問題とそれに対する解決策を得られる可能性が高くなります。
6. ブログ
Revit API 関連で最も有名なブログは、弊社エンジニアの Jeremy Tammik が運営している「 The Building Coder 」です。
Revit API Forum でも API のサポートをしております。ディスカッション内で解決された問題が、このブログに整理されて掲載されております。また多数のサンプルコードが Github で公開されております。
Google でキーワード検索すれば、問題や疑問の多くは、Revit API Forum か The Building Coder で既に議論されている可能性がございますので、ぜひご活用ください。
By Ryuji Ogasawara
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。