Autodesk Forge は 2022年9月開催の Autodesk University で Autodesk Platform Services へ改名されました。
いまや最も身近なデバイスとなったスマートフォンやタブレットでは、インターネットが当然のように使われています。その結果、一昔前には想像できなかったSNSによるコミュニケーションを生み出し、人々によって日々膨大な量のデジタルデータが生み出されています。IoT/センサー技術の普及も、爆発的な広がりを見せるデジタルデータの源泉となっています。それら多様なデジタルデータの保存場所として選ばれたのが クラウド です。クラウドに保存され膨大な量のビッグデータは、近年急速に導入が進む機会学習や深層学習といったAI技術によって、いままで知りえなかった知識を、適切な人々に、適切なカタチで提供できるようになっています。
クラウドに「繋がる」ことで利便性や生産性が向上していく時代、設計/デザインの領域ではどうでしょう?
いまや多くのクラウド サービスを持つに至ったオートデスクは、その販売や開発で培った知識や技術を、Web サービス API「Autodesk Forge」として提供しています。Forge を使うことで、クラウド接続から隔離されがちだった設計/デザインやデザインにまつわる人々を、CADのライセンスの有無にかかわらず、とてもスマートに繋げる開発プラットフォームです。
Forge が提供する API やその機能は、 Forge リーフレット をダウンロードしてご確認ください。
Forge を知るには?
Forge の概要から使用まで、さまざまな利用を想定したショート ビデオ シリーズ「Forge Online」がありますので、ぜひ、ご確認ください。
Forge Online - Viewer ソリューションの流れ
Forge Online - オートデスク SaaS ストレージの利用
Forge Online - Design Automation:タスクの自動化
Forge Online - Design Automation:AutoCAD タスクの自動化
Forge Online - Design Automation:Revit タスクの自動化
Forge Online - Design Automation:Inventor タスクの自動化
Forge Online:イベント通知と活用:WebHooks API
Forge Online:Model Derivative API アップデート
Forge Online:BIM 360 API によるプロジェクト・ドキュメント管理の自動化
Forge Online:BIM 360とデスクトップソフトウェアとの連携
Forge Online:BIM 360 API アップデート
Forge Online:Design Automation:Inventor iLogicの活用
Forge Online:Inventor 2022 新機能 モデル状態と Forge API
Forge Online:次世代の統合プラットフォーム Autodesk Construction Cloud とは
Forge Online:Design Automation API for AutoCAD の効果とアドイン移植
Forge 全体を通して学習される場合には、次の Tutorial をご活用ください。
Learn Forge を利用したオンライン トレーニングの収録動画もご利用いただくことが出来ます。
Forge Online Training - 3-legged Viewing 収録公開
Forge Online Training - 2-legged Viewing 収録公開
Forge Online Training - Design Automation Revit 収録公開
Forge を利用するには?
Forge には複数の API が用意されています。それらを利用して開発を進めるには、事前に デベロッパキー(Client ID と Client Secret)の取得が必要です。これらはトライアルとして提供される 100 クラウドクレジット(90 日間有効)を使って無償で利用することが出来ます。
デベロッパキーの取得手順は、当ブログ内の記事 Forge API を利用するアプリの登録とキーの取得 でご案内しています。
開発にあたっては、多くのサンプルが GitHub 上に記載されています。各 API のリファレンスへはhttps://forge.autodesk.com/developer/documentation から参照することが出来ます。
Forge のサンプルコードは?
数多くのコード サンプルが GitHub 上で公開されています。コード サンプルには、https://forge.autodesk.com/code-samples からアクセスすることが出来ます。
Forge の活用事例は?
日本からの事例も含め、Forge の活用事例は https://forge.autodesk.com/customers から確認することが出来ます。すべてではありませんが、お使いの Web ブラウザの言語設定が「日本語」になっていれば、日本語化した事例をご覧いただけるはずです。
https://forge.autodesk.com/en/support/get-help から新しい質問を投稿したり、知りたい内容にかかわるキーワードを入力して検索することで、過去に他の開発者から寄せられた質問や回答を閲覧することも可能です。
Forge 開発は一般の Web/クラウド開発で利用されるオープンソース、Web 標準化技術などが混在し、オートデスク テクノロジとの差別化が困難であるためオートデスクのエンジニアも介在するかたちで前述の URL から StackOverflowによるコミュニティ サポートを提供しています。広範なコミュニティをご活用いただくため、Google 翻訳などを活用して英語での投稿をお願いいたします。
Forge FAQ の内容もご確認ください。
Forge にかかるコストは?
Forge は使用する API によって、クラウドクレジット による従量課金制をとっています。クラウド クレジットによる課金に関しては、https://forge.autodesk.com/ja/pricing でご案内しています。なお、Forge ポータルで初めてデベロッパキーを取得すると、90 日間有効な 100 クラウドクレジットが提供されますので、無償で Forge の各種 API をお試しいただくことが出来ます。
課金の詳細は、次のブログ記事を参照してみてください。
By Toshiaki Isezaki
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。