Autodesk Forge を使ったアプリやサービスが、デザインンデータを使った既存のワークフローにどのような影響や効果を与えるかをご理解いただくと、「Forge を使って既存の業務を改善していきたいが、社内に開発リソースがない」、「現在、計画中の新社内システムに Forge を組み込みたいが、どこに開発を外注していいかわからない」といった質問を投げかけられることが増えています。
こういった状況は日本だけではなく、海外でも同様です。そこで、まずは手始めとして、Forge を使った受託開発を請け負うシステム インテグレータ(開発パートナー)をオートデスクが認定して情報を公開してくことになりました。
現在、主に Forge System Integrator に認定された欧米企業が https://forge.autodesk.com/systemsintegratorsで公開されています。また、同ページでも説明されているように、Forge System Integrator に興味をお持ちの場合は、forge.si.program@autodesk.com にメールしていただくことで、Forge System Integrator 認定へのコミュニケーションをオートデスクと始めることが出来ます。
おおまかにですが、Forge System Integrator 認定に必要となる条件は次のようになっています。(2017年10月現在)
- すでに、Forge を使ったカスタマイズ事例を持っている(エンドユーザがいる)。
- Forge を使ったデモサイトを公開している(オートデスクが公開したサンプルを、そのままホストしたようなものは無効)。
- Forge Cloud Accelerator や類似するオートデスクが主催するイベントへの参加経験があり、Forge についての開発知識を有している。ただし、Forge を使ったカスタマイズ実績などで、Forge 技術を有していることを証明できれば、Cloud Accelerator 等のイベントの参加条件は免除される場合があります。
- Forge System Integrator 認定対象は、Forge を使って受託開発を請け負う企業(システム インテグレータ、SIer)です。Forge を使った独自のアプリやサービスをお持ちで、エンドユーザに直接ビジネスを展開しているベンダー(独立システム ベンダー、ISV)は Forge System Integrator の認定対象になりません。
Forge System Integrator に認定されると、https://forge.autodesk.com/systemsintegrators に企業名や事例などの情報が記載されるとともに、下記のようなロゴが付与されて、Forge 認定システム インテグレータであることを明示化するためなどに利用することが出来ます。
なお、いまのとろ、https://forge.autodesk.com/systemsintegrators ページを日本語にして公開する予定はありません。また、認定にあたって、特定の契約は不要です。逆に、Autodesk Developer Network(ADN) の加入が義務ずけられたり、ADN メンバ企業が優遇されるようなこともありません。Forge は デスクトップ製品 API の有償サポート プログラムである ADN とは無関係です。
By Toshiaki Isezaki
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