Autodesk Forge について、よくある質問(Frequency Asked Qestion)が https://forge.autodesk.com/FAQ に記載されていますので、ここでご紹介しておきたいと思います。
Forge プラットフォームについて
Autodesk Forge は Web サービス、テクニカル リソース、コミュニティを含む 、“繋げる” 開発者向けのクラウド プラットフォームです。Forge は一般的なデータ環境で動作し、オートデスクが 35 年間培ってきた業界の専門知識、テクノロジ、グローバル ネットワークを利用して、デザインやエンジニアリングの課題の解決、製造業のチャレンジにフォーカスしたスケーラブルでカスタマイズされたソリューション開発を、多くの企業が迅速に開始できるプラットフォームを提供します。
- 既存のオンライン ワークフローの利用をさらに加速させたり、新しいソリューションを構築することが出来ます。
- 関係者間のコンポーネント、プロセスを接続することで、製造業、エンジニアリング業、建設業の複雑さを合理化します。
- データを一元化し、業界のサプライチェーンのすべての拠点を接続し、製造プロセスを変革させる。
- いつでもどこでも、あらゆる種類のデザインやエンジニアリング データにアクセスできるデジタル体験を作成します。
- ユーザのニーズや革新度に応じて拡張性を変化させる柔軟性を提供します。
- 業界標準の Web テクノロジを使用して、既存のソフトウェアを改善したり、新しいカスタムソリューションを構築出来ます。
未来を切り開くためにオートデスクのユーザが、どのように Forge を利用しているか ユーザ事例 をご確認ください。
Forge は、将来のデジタルニーズを満たすカスタマイズされたスケーラブルなソリューションの開発を可能にすることで、企業がエンジニアリング、建設、製造の課題に取り組むのに役立ちます。 新しいアプリケーションを構築、または、既存の製品をアップグレードするのに役立つ API(Application Programming Interface)とサービスを提供することでに、 Forge は、デザイン データを活用して革新とコラボレーションの機会を創出します。
Forge は、BIM(Building Information Modeling)、製造、CAD(Computer Aided Design)、PLM(Product lifecycle Management)などの SaaS(Software as a service)を提供している、3D 設計、エンジニアリング、建設、エンターテイメント ソフトウェアにおける 35 年以上の業界専門知識を持つリーダーでもあるオートデスクから提供させるの唯一の PaaS です。また、オートデスクのパートナーが持つクラウド サービスとユーザのためのソリューションを結ぶ基盤となるクラウド サービスと IT インフラストラクチャを実行環境でもあります。
基 本的な VR(Virtual Reality)と 50 種類以上のファイル形式の関連データを含む 2D と 3D デザイン ファイルを Web ブラウザにストリーミング表示します。 ユーザは Web ブラウザを介して設計情報を共有し、プロジェクト ダッシュボード、原価見積、BOM(Bill of Materials)やスケジュール ビューなど、カスタマイズされたさまざまなユーザ エクスペリエンスを作成できます。 ビューアは、他のアプリケーションからの情報も活用出来ます。
さまざまな形式をデザイン ファイルをオンラインで表示するために変換、共有し、ジオメトリやオブジェクトのプロパティ データを抽出します。 設計データは、ERP(Enterprise Resource Planning)、PLM(Product Lifecycle Management)、コスト算出、スケジュール管理など、他のシステムと迅速かつ容易に統合することができます。
AutoCAD、Revit、Inventor、3ds Max のコア エンジンを使って、クラウド上でアドイン/プラグインを実行することで、デザイン ファイルの生成エンジンとして使用したり、何千もの デザインファイルから属性/メタデータを抽出したりする Web アプリケーションを開発することが出来ます。
A360、Fusion 360、BIM 360 Docs が利用するユーザ ストレージ領域や、Forge ネイティブの OSS( Object Storage Service)に保存されているファイルを管理します。 統合されたインタフェースを使用して、異なるオートデスク製品や Web サービスからデータファイルをアップロード/ダウンロード出来ます。 他の企業内システムやプロジェクト システムと統合するために、プロジェクト レベル、または、ファイル レベルのデータにアクセスすることも可能です。
詳細な情報は API ドキュメント をご参照ください。
新しい API やソフトウェア コンポーネントは継続的にリリースされていくる予定です。 無償のトライアルにサインアップすることで 新リリースについての更新情報を受け取ることが出来ます。
いいえ
価格
利用コストは期間契約(サブスクリプション)によって提供されるクラウド クレジットによってまかなわれます。Forge を使用したアプリケーションの開発を始めるためには、Forge ポータルでアプリ作成を実施してデベロッパキーを入手する必要があります。無償トライアルもご利用いただくことは出来ます。
クラウド クレジットは、オートデスクのクラウド サービスで消費されるもので、ファイルを変換したり、レンダリングしたりするなど、クラウド サービスの特定のタスクを実行するために必要な重量課金(計測)単位です。
追加のクラウド クレジットは、推定消費量に基づいて購入することができます。 詳細については、当社の 価格ページ をご覧いただくか、[email protected]までお問い合わせください。
Forge ビジネス モデルを独自のアプリケーションに統合するには、そのサービスの使用量に応じてコストをユーザに課金するなど、まざまな方法が考えられます。オートデスクは Forge を利用する開発者にのみクラウド クレジットでコストとして要求するためり、3rd Party の開発者が独自に提供しているサービスの課金内容には関知しません。
はい。 100 クラウド クレジット( 1 年間有効)を無償提供するトライアルをお使いいただけます。
いいえ、Forge に登録して、プラットフォームを使用するサブスクリプションを購入し、付帯するクラウド クレジットを使用する必要があります。
Forge サブスクリプションでは、クラウド クレジットを任意の API に適用することができます。
はい。 詳細は、[email protected] までお問い合わせください。
翌月にのみ繰り越すことが出来ます。例えば、1 か月目に余ったクラウドクレジットは翌月に繰り越せますが、そのクラウド クレジットは 2 か月めに余ったとしても、3 か月めに繰り越すことは出来ません。なお、すべてのクラウド クレジットは、受領後 12 ヶ月以内に失効します。
使用方法と利用状況
サブスクリプションの利用限度に達すると(手持ちのクラウド クレジットがなくなると)、追加のクラウド クレジットを購入するためのオプションが提供されます。通知なしに API へのアクセスを無効にするようなことはありません。 ただし、オートデスクは、クラウド クレジットなしの状態で過剰な API の使用を制限する権利を留保し、API の使用を制限する前に Forge を利用中の開発者、または、ユーザとコミュニケーションを開始します。
Forge プラットフォームの各種 API は、クライアントである Web ブラウザで動作する Viewer の JavaScript ライブラリを除いて、一連の RESTful API を提供しています。 このため、開発言語とツールを自由に選択、使用することができます。
Forge 無償トライアルとサブスクリプションは全世界で利用することが出来ます。 米国、または、ヨーロッパに在住の場合には、Forge サブスクリプションをオンラインで購入することができます。 米国、ないし、ヨーロッパ以外で Forge の購入にご興味をお持ちの場合には、[email protected] までメールでご連絡ください。
トレーニング & サポート
GitHub のサンプルコード、開発者向けのブログ、ビデオ、また、各 API ドキュメントのチュートリアルなど、Forge の利用に役立つ幅広いオンライン リソースを用意しています。 必要なリソースが見つからない場合は、StackOverflowでコミュニティに質問を投稿することができます。 詳細は、https://forge.autodesk.com のページの上部にある [Support] タブの [Get Help] をクリックして内容をご確認ください。
はい。 Forge ポータル で利用可能なリソースを最初にレビューすることをお勧めします。 引き続ご不明な点がありましたら、[email protected] までメールでお問い合わせください。
Forge ポータル の API ドキュメントには、すべてのAPIのチュートリアルが含まれています。 また、包括的なオンライン リソースも提供しています。 前述の「どのようなサポートを受けられますか?」も参照してください。なお、日本では、不定期に Forge 1 Day Workshop も開催しています。開催は Facebook ページ https://www.facebook.com/adn.open.japan/ や日本語ブログ http://adndevblog.typepad.com/technology_perspective/で告知しています。
Forge チームは、世界中のオートデスクのオフィスで定期的なアクセラレータを実行しています。 これらは通常、1 週間(月曜日から金曜日まで)続きます。 アクセラレータの期間中、参加者は Autodesk Forge の専門チームの助けを借りて、選ばれたプロジェクトについて集中的に取り組み、プロトタイプを可能な範囲で作成出来ます。 今後の Accelerator の日付と会場は、autodeskcloudaccelerator.com と Forge Community Blog に掲載されています。日本では、不定期に Forge 1 Day Workshop も開催しています。開催は Facebook ページ https://www.facebook.com/adn.open.japan/ や日本語ブログ http://adndevblog.typepad.com/technology_perspective/で告知しています。
セキュリティ
- オートデスクは、製品ライフサイクル全体にわたって安全な開発作業を実行することで、製品にセキュリティを構築しています。 これによって、脅威に対してより柔軟性のある製品を開発し、攻撃者の悪用を困難にし、ユーザとその資産を保護しています。
- オートデスクは、アクティブな監視と脅威インテリジェンスを使用して、オートデスク クラウドに対する脅威を検出し、その脅威を事前に防止します。
- ユーザのリスクを効果的に低減するよう対応していきます。 オートデデスクが防御策を構築する際にどれほど厳格であったとしても、攻撃者は引き続きそれらを突破する方法を見いだすかもしれません。 オートデスクは積極的にセキュリティの脆弱性の優先付けと対処をおこない、迅速に脅威を無効化することができます。 さらに、ユーザと透過的にコミュニケーションしながら、ユーザ自身を保護するための措置を講じることで、製品セキュリティの重要箇所を構成していきます。
- オートデスクは業界の規制と基準を遵守しています。環境を確保するための適切な要素と活動に焦点を当てていることを確認するため、第 3 者認証を使用しています。 コンプライアンスは良好なセキュリティの副産物でなければならないということです。
- オートデスクのセキュリティプラクティスの詳細については、Autodesk Trust Center をご覧ください。 安全なアプリケーションの開発についてもっと学びたい場合は、RSA カンファレンスのプレゼンテーションをご覧ください。
他のオートデスク製品との統合
既存の製品サブスクリプションを通じて、Forge の関連 API にアクセスできます(例:BIM 360 サブスクリプションで BIM 360 API を利用)。 Forge プラットフォームでしか利用できない API にアクセスするには、Forge サブスクリプションに登録する必要があります。
Model Derivative API を直接呼び出してファイル変換を実行すると、ファイルがどこにあるかに関係なくクラウド クレジットが請求されます。 ただし、ファイルを BIM 360 Docs にユーザ操作(手動)でアップロードした場合、BIM 360 Docs 自身がファイルを変換出来るため、クラウド クレジットは請求されません。さらに、Forge Data Management API を利用すれば、変換された情報にもアクセスすることができます。
クラウド クレジットの消費例につていては、過去のブログ記事 Forge 課金について を参照することが出来ます。
販売パートナーシップ
Forge は販売パートナーによる再販は認められていません。しかし、販売パートナーが認定システムインテグレータに参加し、Forge プラットフォームを利用する独自のソリューションとアプリケーションを販売することは可能です。持続した成長を続けるための大きなチャンスでもあります。
By Toshiaki Isezaki
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