Revit 2018 Visual Studio .NET Add-in Wizards の入手方法とインストール方法について解説いたします。先日ご案内した、Revit API トレーニングマテリアル(日本語版)にも同様の内容のテキストが同梱されております。
Revit 2018 Visual Studio .NET Add-in Wizards
Revit 2018 アドイン開発に対応した Visual Studio 2015 のテンプレートが、弊社エンジニアによりリリースされております。
このテンプレートをインストールすることで、新規プロジェクトの作成ウィザードから、プロジェクトの初期設定やアドインマニフェストファイル、スケルトンコードを自動生成することができます。 このテンプレートを使用してプロジェクトを作成し、デバッグモードで実行すると、Revit 2018 が自動的に起動し、アドインがロードされ、外部コマンドまたは外部アプリケーションをデバッグすることができます。
そのため、検証用にサンプルコードを作成する際にも、とても便利です。
- スケルトンコードの自動生成
- 外部コマンド: Command.cs
- 外部アプリケーション: App.cs
- アドインマニフェストファイルの自動生成
- Revit SDK の参照設定
- ビルド実行後の DLL ファイルおよびマニフェストファイルのデプロイ
- デバッグ実行時の Revit.exe 起動設定
入手方法
以下の GitHub リポジトリから対象のバージョンのリリースをダウンロードすることができます。
Visual Studio Revit Add-in Templates
https://github.com/jeremytammik/VisualStudioRevitAddinWizard
Revit 2018 対応版
https://github.com/jeremytammik/VisualStudioRevitAddinWizard/archive/2018.0.0.0.zip
インストール方法
下記の弊社エンジニアのブログ記事を参考に、記載されている手順に沿ってインストールを行います。
Revit Add-In Wizard GitHub Installer
http://thebuildingcoder.typepad.com/blog/2015/08/revit-add-in-wizard-github-installer.html
インストールの大まかな流れは以下の通りです。
- ZIP ファイルを解凍します。
- それぞれの開発言語フォルダ内にある、アドインマニフェストファイル(RegisterAddin.addin)の VendorId タグの値を変更します。
- Windows のコマンドプロンプトで zip コマンドを実行するために、下記のサイトから zip ユーティリティをダウンロードして、zip-3.0-setup.exe を実行してインストールを行います。
Zip for Windows
http://gnuwin32.sourceforge.net/packages/zip.htm - Windows の環境変数[Path]に下記のパスを追加します。
追加するパス-> C:\Program Files (x86)\GnuWin32\bin - コマンドプロンプトを起動し、install.bat のあるディレクトリに移動して、install.bat を実行します。
- Visual Studio を起動し、[新しいプロジェクト]を開始すると、テンプレートの選択ダイアログに、Revit 2018 Addin が追加されていることを確認します。
ぜひ Revit アドイン開発にご活用ください。
By Ryuji Ogasawara
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