2014 年に Autodesk Forge の前身となる View and Data API がベータ提供され始めてから 、早いもので 3 年が経過しました。その後、昨年、2016 年の 6 月には正式に Autodesk Forge がリリースされています。この際には、View and Data API の機能が Authentication API(OAuth API)、Model Derivative API、Data Management API、Viewer(Forge Viewer) に 分離 されています。
今回、初期に提供していた View and Data API のリタイアがアナウンスされましたので、ここでご案内したいと思います。
2017 年 7 月 17 日以降、旧 View and Data API へのアクセスが出来なくなりますので、それまでの間にお手持ちのコードを Autodesk Forge を利用するよう移植していただくようお願いします。7 月 17 日までに Forge への移行が完了していない場合、View and Data API を利用するアプリ/サービスは正しく動作しなくなってしまいます。
View and Data API の RESTful API で、具体的に移行すべき主要な endpoint は次のとおりです。View and Data API 時は、endpoint に v1 のバージョン名が挿入されていますが、Forge になって v2 に更新されています。
Access Token の取得
2-legged 認証で Access Token を取得する場合は、Forge でも View and Data API 時と同じ endpoint POST https://developer.api.autodesk.com/authentication/v1/authenticate を利用します。ただし、Forge では当初設定のなかった Scope 指定 が必須になっています。
Bucket の作成
v1:POST https://developer.api.autodesk.com/oss/v1/buckets
v2:POST https://developer.api.autodesk.com/oss/v2/buckets
ファイル アップロード
v1:PUT https://developer.api.autodesk.com/oss/v1/buckets/{bucketkey}/objects/{objectkey}
v2:PUT https://developer.api.autodesk.com/oss/v2/buckets/{bucketkey}/objects/{objectkey}
サポートされる変換形式の取得
v1:GET https://developer.api.autodesk.com/viewingservice/v1/supported
v2:GET https://developer.api.autodesk.com/modelderivative/v2/designdata/formats
変換指示(変換登録)
v1:POST https://developer.api.autodesk.com/viewingservice/v1/register
- リクエスト ボディ:
{ "urn": "{{base64Urn}}" }
v2:POST https://developer.api.autodesk.com/modelderivative/v2/designdata/job
- リクエスト ボディ:
{ "input": { "urn": "{{base64Urn}}" }, "output": { "destination": { "region": "us" }, "formats": [ { "type": "svf", "views":["2d", "3d"] }] } }
変換ステータス取得(マニフェスト取得)
v1:GET https://developer.api.autodesk.com/viewingservice/v1/{URN}
v2:GET https://developer.api.autodesk.com/modelderivative/v2/designdata/{URN}/manifest
すでに上記 v2 の endpoint(Forge)をお使いの方は、特にアクションする必要はありません。
ご注意:View and Data API では、2-legged 認証を使って Object Storage Service(OSS)に一意な名前の Bucket を作成し、デザイン ファイルをアップロードして登録(変換)後、Viewer JavaScript ライブラリを使って Web ブラウザに変換されたデザインを表示する機能のみサポートされていました。逆に言えば、View and Data API は、現在、Forge が提供している 3-legged 認証と A360 ストレージへのアクセスを提供していません。
By Toshiaki Isezaki
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