Forge Viewer には、Extension と呼ばれるフレームワークがあり、JavaScript で作成したファイル単位で Viewer 自身に機能を追加して拡張していくことが出来るようになっています。
Extension について分かりやすく説明するなら、AutoCAD や Revit、Inventor のようなデスクトップ製品のアドイン/プラグイン アプリケーションに例えられます。デスクトップ製品の API で作成した アプリケーションは、対象のデスクトップ製品にロードすることで、製品自体の機能を拡張することが出来ます。
Forge Viewer の Extension も、同様の目的を達成するためのメカニズムです。Extension を利用することで、管理者権限を持つメンバだけに Extension をロードして特定の機能を利用したり、権限のないユーザの利用時に Extension をロード解除して特定の機能を無効にするといった制御も可能になります。
さて、Forge Viewer 自体も、この Extension を使って拡張されてきています。前述の Live Review Extension のように、他にも Extension をロードするだけで、機能を拡張することが出来るわけです。逆に、ロード中の Extension をロード解除することで、特定のワークフロー用にカスタマイズした Viewer から、不要なツールボタンを削除して機能を無効化することも出来ます。
現在利用可能な Extension は、次のとおりです。この内容は、デベロッパ ポータル にも記載されていますが、日本語の説明部分のみ翻訳しています。
ID | 説明 |
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CAM データを含むファイル変換された際に追加 UI を提供 |
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Fusion 360 のアニメーション データを含むファイルを変換した際に追加 UI を提供 |
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Fusion 360 のようなカメラ オービット ツールを提供 |
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Fusion 360 のシミュレーション データを含むファイルを変換した際に追加 UI を提供 |
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ハイパーリンク データを含むファイルを表示した際に追加機能を提供 |
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Extension は、今後も新機能とともに提供される予定です。今後導入が予定されている Extension には、バーチャル リアリティ機能を実現するものもあります。利用可能になった時点でお知らせしますが、Extension で 3rd Party の開発者も機能拡張出来る点もお忘れなく。
By Toshiaki Isezaki
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