今年も、Developer Days の季節がやってきました。Developer Days は、Autodesk Developer Network (ADN)に加入されている開発者の方向けに、従来のデスクトップ製品とクラウドを利用する Autodesk Forge の新情報をいち早くお届けするイベントとなります。今年のテーマは、Data at the Center です。クラウドでデータを管理して運用する Autodesk Forge のコンセプトを前提にしていることがわかります。
Developer Days でご紹介するのは、もちろん、開発に関する内容が中心になります。ただし、一部デスクトップ製品については、新機能もあわせてご紹介します。
開催期日と現在予定しているアジェンダは、下記のとおりです。
- ADN メンバの方へのご案内と参加お申し込みの受け付け開始は、今月中旬以降を予定しています。
- アジェンダは午後の分科会を持つ東京会場のものとなります。大阪会場は、会場設備の関係で、一部セッションを短縮してご案内する予定です。
開催期日:
12月16日(金) Developer Day 大阪
12月19日(月) Developer Day 東京
12月20日(火)~22日(木) Cloud Acccelerator(別途ご案内予定)
開催場所:
大阪:オートデスク 大阪営業所 セミナールーム
東京:オートデスク 東京本社 セミナールーム
アジェンダ(東京):
共通セッション(午前) - 9:30~12:30
ADN からのお知らせ
ADN プログラムの更新についてご案内します。
はじめに
クラウド技術によって、従来のクライアント アプリケーション中心の世界から、クライアントレスのデータと演算処理アプローチへ移行しつつあります。このセッションでは、企業ユーザから一般消費者にまで、Forge を使ってオートデスクがどのようにデザインやエンジアリング データをシームレスに繋げようとしているかをご紹介します。また、Forge のライセンス方式や価格、信頼性とセキュリティについても言及します。
Autodesk App ストア
Autodesk App ストアは、昨年初めに 100 万ダウンロードを達成しています。その 1 年後にあたる今年、既に 200 万ダウンロードを達成しつつあります。もし、数百万に及ぶオートデスク製品ユーザへ簡単にリーチするなら、App ストアは最も効率的な方法です。お手持ちのアドイン アプリケーションの販売の場となるだけでなく、Forge を利用した新しいビジネスにも活用いただけます。ここでは、開発者の皆様に役立つ App ストアの最新情報をご提供します。
<休憩>
Forge の現在と未来
昨年、Autodesk University 2015 の場でおこなわれた Autodesk Forge のアナウンスから 1 年が経過し、Forge によって、既に多く革新や改善が登場しています。 このセッションでは、今年 6 月に開催した Forge DevCon で公開された Data Management API、Model Derivative API、Viewer、Design Automation API、BIM 360 API などについて概要を解説し、来年、予定されている改良や新サービス、また、Forge SDK についても言及します。
<休憩>
AR(拡張現実) と VR(仮想現実)
Augmented Reality (AR = 拡張現実) と Virtual Reality (VR = 仮想現実) は、 、一般消費者をも巻き込む最もホット領域です。Oculus Rift、HTC Vive、Samsung GearVR、 Google Cardboard(または Daydream) や SONY PlayStation VR などのハードウェアとコンテンツが毎週のように発表されています。ただ、デザイン データやエンジアリング データの利用に当てはめようとすると問題になりがちです。このセッションは、オートデスクが AR/VR の実験で得た経験から、開発者として得られる機会をご案内していきます。Microsoft HoloLens やモバイルフォンでの提供出来るコンテンツについてもご確認いただけます。
Platform - プラットフォーム製品/サービス
AutoCAD プラットフォーム
次期バージョンの AutoCAD について、搭載予定の新機能と、既存アドイン アプリケーションの互換性と移植方法を解説します。
分科会セッション(午後) - 13:30~17:30
AEC - 建築業向け製品/サービス
Revit
新しくリリースされたAutodesk® Revit® のアップデートである Autodesk® Revit® 2017.1 について、Rhino ら SAT ファイルから 3D 形状をインポートしたり、パースペクティブ ビューでのモデリングやレベル上でのスケッチなど、強化された機能と対応する API をご紹介します。もちろん、Revit チームが検討中の次期バージョンの機能と API 互換性についてもご案内する予定です。
BIM 360
このセッションでは、BIM 360™ ファミリと、その API の最新情報に加え、Forge API で利用出来るようになった BIM 360 Docs に焦点を当てて解説します。BIM 360 Docs には、Authentication API、Data Management API、Model Derivatives API と Viewer などのプラットフォーム テクノロジが利用されているため、1 つのサービス内で Autodesk Forge を利用することを理解する良い例となります。これとは別に、BIM 360 固有のアカウント レベル API も存在します。データを中央に配置して運用する BIM 360 Docs は、BIM 360 ファミリを統合するための重要な役割を期待された製品でもあります。 概説の後には、A360 C4r と BIM 360 の両者で利用可能な Forgeをご案内します。
Civil 3D & InfraWorks 360 アップデート(東京会場のみ)
次期リリースの AutoCAD® Civil 3D® Osceola は、効率的な設計、生産性、コラボレーションの開発にフォーカスしています。 Autodesk® InfraWorks® 360 は、四半期毎のバージョン投入を維持しています。このセッションでは、道路設計、点群、洪水解析の改良点等を含む、新機能をご案内します。
Manufacturing - 製造製品業向け製品/サービス
Inventor
モデル べース定義、面からのオフセットで押し出し、スケッチ テキストのジオメトリへの変換など、Autodesk® Inventor® の最近の機能強化についてご案内します。
Design Automation for Inventor
AutoCAD ファイルだけでなく、Inventor ファイルのバッチ処理にも利用可能な Design Automation API について、そのプランをご紹介します。
Vault
次期バージョンの Autodesk® Vault で予定されている主要な変更点をご案内します。
<休憩>
Fusion 360
昨年来 Fusion 360 のクライアント API に追加された新機能をご紹介します。新機能には、属性や CAM API、ベース、パッチ、ロフトの各フィーチャ サポート、面の削除機能など、多くが含まれます。
Manufacturing で利用可能な Forge
製造業の中で手助けとなる Forge API を見ていきます。
お申し込み開始の際は、個別のメールでご案内しますので、もう少々お待ちください。
By Toshiaki Isezaki
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