2016年8月1日からオートデスク業界別コレクション(Autodesk Industry Collection)の Subscription 販売が開始されています。業界別コレクションは、複数のオートデスク製品(デスクトップ製品とクラウド サービス)を業種別にまとめたもので、従来の Design Suite 製品を代替していく製品となります。
現在提供されている業界別コレクションは、次のとおりです。
- 建設・土木業界向けコレクション (Architecture, Engineering & Construction Collection)
- 製造業界向けコレクション (Product Design Collection)
- メディア & エンターテインメント業界向けコレクション (Media & Entertainment Collection)
各業界別コレクションには、次のようなデスクトップ ソフトウェア製品とクラウド サービスが含まれています。なお、この内容は、2016年8月1日現在のものです。今後、各コレクションの内容は変更される可能性があります。
業界別コレクションと Design Suite 製品との違いは、クラウド サービスの利用拡充を中心に次の点が異なります。
優れた価値
業界別コレクションは、Premium Suite をはるかに上回る価値を、これまでよりもお得な価格で提供します。
より柔軟な選択
業界別コレクションのサブスクリプションには、シングルユーザーおよびマルチユーザーのアクセス権と、複数の期間オプションが用意されているため、お客様はビジネス ニーズに最適なオプションを、より自由にお選びいただけます。現在の Design Suite と Creation Suite のサブスクリプションでは、シングルユーザーのアクセス権しかご利用いただけません。
クラウド サービスの利用の拡大
現在の Design Suite および Creation Suite で提供しているクラウド サービスをさらに拡張して利用できるため、クラウドのコンピューティング能力をさらに活用できます。
また、Suite 製品のサブスクリプションでクラウド サービスを利用する場合は 1 人の指名ユーザーによるアクセスに限定されていましたが、業界別コレクションのマルチユーザー ライセンスのサブスクリプションメンバーは、クラウド サービスを共有アクセスで利用することが許可されます。
シンプルなパッケージ
お客様にとってどのコレクションが最適なのかがすぐにわかるよう、シンプルなパッケージ構成にしました。数多くの Suite 製品を検討した後に、Standard、Premium、Ultimate エディションのどれを選べば良いのかについて悩む必要はもうありません。
1月31日の単体製品の永久ライセンス販売に続いて、7月31日にDesign Suite 製品の永久ライセンス販売も中止されています。また、新規に Design Suite 製品のサブスクリプション メンバーになることも出来ません。そのようなご要望には、新しい業界別コレクションのサブスクリプション メンバーになっていただくことで対応いたします。業界別コレクションで得られる利点は、従来の Subscription 特典も含めて、次の点を挙げることが出来ます。
- 各業界向けに用意されている多様な主要なオートデスクのソフトウェアを 1 つのコレクションとしてお使いいただけます。
- ソフトウェアの最新リリースと強化機能を継続的に入手いtだけます。
- 予算やプロジェクトに応じた利用期間が柔軟に設定されています。(1 ヵ月、3 ヵ月、1 年、複数年)
- シングルユーザー(個人)、およびマルチユーザー(共有)の利用が出来ます。
- 前バージョン使用特典が適用されます。詳細は、こちら をご参照ください。
- 海外持ち出し特典が適用されます。
- クラウド サービスの利用の拡大されます。
- 技術サポートを受けることが出来ます。
- 管理ツールを利用することが出来ます。
業界別コレクションのサブスクリプション購入は、ライセンス タイプと契約期間によって異なります。つぎの表は、それらの違いを説明するものです。
2016 年 10 月以降、 従来の単体製品や Design Suite 製品の Subscription 契約を業界別コレクションへ変更することが出来るようにする予定です。
業界別コレクションの情報は、専用 Web ページ http://www.autodesk.co.jp/collections をご確認いただくか、オートデスク認定販売パートナー までお問い合わせください。
なお、業界別コレクションに含まれる各製品の機能や API は、単体製品と同じものです。ただし、Suite 製品に含まれる製品間のデータ渡し機能、通称「ワークフロー」 機能は単体製品では提供されません。また、「ワークフロー」 機能をサポート、ないし、模倣する API も提供されていません。
例) AutoCAD と Showcase、3ds Max へのワークフロー
アドオン/プラグイン アプリケーション開発の際には、別途、SDK が必要になる場合がありますが、こちらも同じものをお使いいただけます。
By Toshiaki Isezaki
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