Revit 2017 アドイン開発に対応した Visual Studio 2015 のテンプレートが、弊社エンジニアによりリリースされております。
このテンプレートをインストールすることで、新規プロジェクトの作成ウィザードから、プロジェクトの初期設定やアドインマニフェストファイル、スケルトンコードを自動生成することができます。 このテンプレートを使用してプロジェクトを作成し、デバッグモードで実行すると、Revit 2017 が自動的に起動し、アドインがロードされ、外部コマンドまたは外部アプリケーションをデバッグすることができます。
そのため、検証用にサンプルコードを作成する際にも、とても便利です。
入手方法
以下のブログ記事から C# 版 および VB 版の ZIP ファイルをそれぞれダウンロードすることができます。
- ブログ記事 リンク
Visual Studio 2015 Revit 2017 Add-in Wizards - C# 版 ダウンロード リンク
Revit2017AddinWizardCs0.zip - Visual Basic 版 ダウンロード リンク
Revit2017AddinWizardVb0.zip - 最新版 2017.0.0.1 ソースコードのダウンロード リンク
jeremytammik/VisualStudioRevitAddinWizard
インストール方法
ダウンロードした ZIP ファイルを、解凍せずにそのまま以下のディレクトリに配置し、Visual Studio を再起動します。
- Revit2017AddinWizardCs1.zip の配置先
[My Documents]\Visual Studio 2015\Templates\ProjectTemplates\Visual C# - Revit2017AddinWizardVb1.zip の配置先
[My Documents]\Visual Studio 2015\Templates\ProjectTemplates\Visual Basic
Visual Studio Add-in Wizards for Revit 2017 の機能
- スケルトンコードの自動生成
- 外部コマンド: Command.cs
- 外部アプリケーション: App.cs
- アドインマニフェストファイルの自動生成
- Revit SDK の参照設定
- ビルド実行後の DLL ファイルおよびマニフェストファイルのデプロイ
- デバッグ実行時の Revit.exe 起動設定
まだインストールされていない方は、ぜひ Revit アドイン開発にご活用ください。
デバッグ実行時の注意点
Visual Studio 2015 で Revit 2017 アドインのプロジェクトをデバッグ実行する際に、下記のようなエラーが表示されて Revit 2017 がデバッグモードで起動しない場合がございます。
この問題を回避するには、次の 2 つのいずれかをプロジェクト設定に加えてください。
- [ツール] >> [オプション] メニューから [オプション] ダイアログを表示させ、[デバッグ] >> [全般] の 「マネージ互換モードの使用」 を有効にする。
- プロジェクトのプロパティ設定を開き、[デバッグ]タブから、「ネイティブコードのデバッグを有効にする」にチェックを入れて有効にする。
By Ryuji Ogasawara
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