Technology Perspective from Japan

AutoCAD 360 Web について

ご存じと思いますが、AutoCAD 360 には 2 種類のアクセス方法が用意されています。1 つめは Web ブラウザを使ったアクセスで、2 つめは iOS や Android を採用するモバイル デバイスからのアクセスです。どちらも Autodesk ID さえあれば、無償でお使いいただくことが出来ますが、Mobile 版にはアプリ内課金で利用可能な機能を増やした有償版の AutoCAD 360 Moile Pro があります。 さて、ここで Web ブラウザから使用できる Web 版の AutoCAD 360 がメインテナンス中であることをお知らせしておきます。というより、数か月前から図面を開くと、従来あった作図や編集用のボタンが表示されないことから、ほとんどの方がご存知と思います。 長期間に渡って上記のようなメッセージが表示されるので、AutoCAD 360 の将来に不安を感じている方も多いのではないかと思いますが、メッセージにあるとおり、現在、Web 版に大規模な改修が加えられています。プログラムの書き換えといったほうが正確かもしれません。 オートデスクのクラウド サービスに... Read more →

AutoCAD I/O V2

ご注意：AutoCAD I/O は2016年6月に Design Automation API に名称変更されました。 このブログ上では、AutoCAD I/O Web サービス、AutoCAD I/O サンプル、の各タイトルで、ちょうど1年くらい前に AutoCAD I/O についてご紹介しています。今回、API のバージョンが V2 に上がりましたので、改めて AutoCAD I/O の仕組みと最新のサンプルをご案内したいと思います。バージョンアップといっても、日本ではまだ利用されている方も少ないので、まだ AutoCAD I/O 自体を知ってただく必要があるのです。 AutoCAD I/O とは、一言で説明するなら「クラウド上で動作する AutoCAD」です。実際に動作するのは、ユーザインタフェースを持ち、図面を表示する AutoCAD（acad.exe）ではなく、ユーザインタフェースを持たないコアモジュール accoreconsle.exe です。accoreconsole.exe についても過去のブログ記事 コンソール バージョンの AutoCAD でご紹介していますが、この... Read more →

ADN Sparks Developer Days 開催

Media & Entertainment カテゴリの ADN メンバー向けに、年次 Developer Days の開催概要が決定いたしましたので、お知らせします。 期日とアジェンダは次のとおりです。 日時/場所： 東京 1 月15 日（金） 9:30～17：30 頃 オートデスク 東京本社 （定員 50 名） 東京都中央区晴海 1－8－10 トリトンスクウェアオフィスタワーX 24F アジェンダ ※ 都合により、1月12日に一部構成を変更しました 9:30～9:45 ADN からのお知らせ 9:45～10:45 Introduction 10:45～11:25 Shotgun アップデート 11:25～12:30 <昼食休憩> 12:30～13:40 Maya アップデート 13:40～13:50 <休憩> 13:50～15:00 3ds Max アップデート 15:00～15:10 <休憩> 15:10～16:20 Stingray アップデート 16:20～17:00 LiveDesign / Expo 17:00～17:20 質疑応答 お申し込み方法は、ADN 事務局から既に... Read more →

Fusion 360 API：コマンド

過去のブログ記事でメニューカスタマイズについて、ご紹介したことがあります。メニューに配置するのはカスタム コマンドになりますが、体系的な情報が揃って来ましたので、改めてコマンドについてご案内します。 Fusion 360 上のコマンドとは、通常、ユーザによってツールバー等に配置されたボタンをクリックすることで実行される実行単位を指します。ボタンとしてのユーザ インタフェース上の表現を持つため、アイコン リソースとして画像イメージを持つだけでなく、マウスカーソルをボタン上にホバーさせた際のツールチップや説明文などの情報も持っています。 Fusion 360 API でカスタム コマンドを定義することが出来ます。Fusion 360 上のすべてのコマンドは、CommandDefinition オブジェクトで定義されています。CommandDefinition オブジェクトは、CommandDefinitions コレクション オブジェクトがオーナーとなり管理されています。カスタム コマンドを作成する場合には、CommandDefinitions コレクション オブジェクトの addxxxx... Read more →

Fusion 360:テキスト コマンド

今回は、Fusion 360 上に表示されるテキスト コマンド ウィンドウについて、触れておきたいと思います。テキスト コマンドは、既定で Fusion 360 の画面下部に表示されますが、ファイル メニューの [表示] >> [テキスト コマンドを非表示] / [テキスト コマンドを表示] メニューで表示状態を切り替えることが出来ます。 テキスト コマンドの使用方法と利点をご紹介する前に、ライブラリについて説明しておく必要があります。 Fusion 360 API で利用可能なすべてのオブジェクトは、主に 2 つのライブラリから提供されています。Core ライブラリと Fusion ライブラリです。現在、Fusion 360 API で制御可能な機能は、[モデル] ワークスペースと [パッチ] ワークスペースのみになっていますが、これらは、Fusion 360 の各種機能を API 化したもので、Fusion ライブラリで提供されています。一方、どのワークスペースにも共通する基本機能は、Core ライブラリとして提供されています。Fusion 360 API は、Core ライブラリ... Read more →

Autodesk Forge 発表

12月1日から米国 Las Vegas で Autodesk University 2015 が開催されています。今年で通算 23 回目の開催だそうで、IT 業界で 1 つのイベントがここまで長く続くのは珍しいそうです。今年も多くのセッションが開催されていて、盛りだくさんの内容です。また、Autodesk University 2015 に先立って、ADN メンバ向けの Developer Days も開催されました。 まだ公表できない内容が多くあるので、Developer Days の詳細をでご紹介することは出来ないのですが、この Developer Days でも言及のなかったアナウンスが、今日、12月1日にありました。それが、Autodesk Forge の発表です。 Autodesk Forge の概要は、プレス リリースに譲りますが、一言で言うと開発者向けのプログラムとなります。プログラムというと Autodesk Developer Network に見られる年間契約の有償プログラムであるような印象を持ちますが、そうではありません。Autodesk Forge は、オートデ... Read more →