ご存じと思いますが、AutoCAD 360 には 2 種類のアクセス方法が用意されています。1 つめは Web ブラウザを使ったアクセスで、2 つめは iOS や Android を採用するモバイル デバイスからのアクセスです。どちらも Autodesk ID さえあれば、無償でお使いいただくことが出来ますが、Mobile 版にはアプリ内課金で利用可能な機能を増やした有償版の AutoCAD 360 Moile Pro があります。
さて、ここで Web ブラウザから使用できる Web 版の AutoCAD 360 がメインテナンス中であることをお知らせしておきます。というより、数か月前から図面を開くと、従来あった作図や編集用のボタンが表示されないことから、ほとんどの方がご存知と思います。
長期間に渡って上記のようなメッセージが表示されるので、AutoCAD 360 の将来に不安を感じている方も多いのではないかと思いますが、メッセージにあるとおり、現在、Web 版に大規模な改修が加えられています。プログラムの書き換えといったほうが正確かもしれません。
オートデスクのクラウド サービスには、同じように 2D 図面を表示する A360 がありますが、一部の寸法図形や文字表現で、オリジナルの AutoCAD やAutoCAD LT、A360 と AutoCAD 360 との間に差異があることが多数報告されていました。 クラウド サービスの歴史から見ると、AutoCAD 360 は A360 の実装よりも古いため、このような表現上の問題を解決するために、部分的な改修ではなく、抜本的な書き換えが有効と判断された経緯があります。これが、Web 版が機能制限されている理由です。
残念ながら、具体的なスケジュールをお知らせできる段階にないのですが、すべての機能が一新されて利用できるようなり次第、このブログでもお知らせする予定です。もう少しお待ちいただければと思います。
By Toshiaki Isezaki
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