Technology Perspective from Japan

AutoCAD + クラウド レンダリング ＝ バーチャル リアリティ

A360 サービスの 1 つにレンダリング画像を集中演算でおこなうレンダリング サービスが存在します。現在は、Rendering in Autodesk A360 名で http://rendering.360.autodesk.com からアクセスすることが出来ます。サービスの利用には、他の A360 サービスと同じように、Autodesk ID でのサインインが必要です。 さて、この Rendering in Autodesk A360 サービスでレンダリング出来るコンテンツには、3D モデルを含む AutoCAD 図面（.dwg ファイル）、Revit のプロジェクト（.rvt ファイル）、Fusion 360 のアーカイブ（.f3d ファイル）があり、それぞれ、製品内からレンダリング対象のファイルをアップロードして、レンダリング指示することが可能です。 もし、AutoCAD で 3D モデリングを完了させているなら、AutoCAD のレンダリング機能を使ってフォトリアリスティックな（写真のような）静止画をレンダリングすることが出来ます。 この場合、レンダリング演算は AutoC... Read more →

Fusion 360 API：オブジェクト モデル

今回は Fusion 360 API を理解し易くするために、オブジェクト モデルについて、少し深く説明していきます。オブジェクト モデルを見ることで、Fusion 360 API で扱うオブジェクトの特性やオブジェクト間の関係を把握することが出来ます。 なお、現在入手できるオブジェクト モデルは、現時点で API からコントロール出来る範囲のオブジェクトだけが表示されています。今後のリリースで API でサポートされるオブジェクトが増加する予定なので、順次内容が更新されていくはずです。 オブジェクトモデルの凡例 具体的な説明の前に、このオブジェクト モデルの凡例について触れておきたいと思います。10月のアップデートで Fusion 360 自体は日本語化されていますが、残念ながら、オンライヘルプは英語のままです。オブジェクト モデルも同様なので、今後の説明のために、オブジェクト モデルの凡例だけを日本語化しておきましょう。 オブジェクト モデルの見方 Fusion 360 API のオブジェクト モデルでは、その見方によって複数の意味を見出すことが出来ます。オブジェクト間が線分で結ば... Read more →

Accelerator Workshop よくある質問

12月16日～18日に開催予定の Accelerator Workshop について、いくつかご質問をいただいていますので、それらを FAQ としてまとめてみました。参加をご検討いただく際の参考にしていただければと思います。 Accelerator Workshop とは何ですか ? オートデスクが提供する Web サービス API を使ってサービスやアプリを開発していただく開発イベントです。ハッカソンとは異なり、開発内容やアイデアを競うのではなく、実際のソリューションとして提供したいサービスやアプリのプロトタイプを開発するのが目的です。 対象となる Web サービス API は何ですか ? Accelerator Workshop でサポートされる API は、次のとおりです。AutoCAD や Revit、Inventor などのデスクトップ製品 API のみの使用は対象にはなりませんが、それらと下記の Web サービス API を組み合わせてプロトタイプを開発するアイデアでも参加いただくことが可能です。 ・ Data and View API ・ AutoCAD I/O ・ Re... Read more →

Maya プラグイン開発用 Node ID の申請

Autodesk Maya でプラグインを開発する際、Maya 上でプラグイン アプリケーションのノードが他のアプリケーションと競合しないよう、一意な Node ID を持つカスタムノードの利用が推奨されています。従前から Autodesk Maya Developer Center（http://www.autodesk.co.jp/developmaya） で、Node ID の申請ページをご用意していましたが、サーバー不良で申請ページが無効になっていました。 今回、新たに Node ID の申請ページをご用意しましたので、新規に Node ID を申請いただく場合には、http://mayaid.autodesk.io/ から直接アクセスしていただくか、Developer Center ページの次のリンクから、アクセスしていただきますようお願いいたします。 By Toshiaki Isezaki Read more →

Fusion 360 + View and Data API + MozOpenHard

Makers や Fbricaors と呼ばれる方が製作した情報を共有する instructables というサイトをご存知でしょうか。このサイトには、さまざまなアイデアや製作に必要な情報が記載されています。3D プリンタが普及期になったいま、このようなポータル サイトが多く見受けられるようになってきました。 この inscructables からインスピレーションを得て作成されたのが、Autodesk University Japan 2015 や Gallery Pop-Up Tokyo で Mozilla Japan 赤塚さんと PixcelGrid の小山田さんにデモしていただいた世界時計です。Brian Wagner 氏が公開している情報は、instructables の こちらのページ に記載されています。 記載されているオリジナルの情報では、Arduino（アルドゥイーノ）というワンボード マイコン互換のキットがプログラムとともに記載されています。Autodesk University Japan にあたって、Arduino 部分を MozOpenHard の CHIRI... Read more →

A360 の 2 段階認証

A360 をはじめとしたオートデスクのクラウド サービスを利用するには、Autodesk ID と呼ぶアカウントを利用して 認証 をおこなう必要があります。一部のサービスには Subscription 契約が必要ですが、アカウントが 1 つあれば、基本的にすべてのサービスにアクセスすることができます。 ここで言う認証とは、利用するサービスに ユーザ名にあたる Autodesk ID とパスワードを入力することで実行されていました。シンプルな認証方法であるため、極めて高い利便性を得ることが出来ています。海外出張時や作業現場からサービスにアクセスする場合でも、Autodesk ID とパスワードさえあれば、不自由はありません。 ただ、この方法に不安を感じられる方もいらっしゃるようです。A360 には、そのような不安に応えるため、本人認証をより厳密に実施するオプションが用意されています。それが、2 段階認証です。既に、Google、Microsoft、Apple などのクラウド サービスにも導入されています。 2 段階認証のセットアップ A360 で2段階認証を利用するためには、セットアップ... Read more →

Fusion 360 API：開発言語の選択

Fusion 360 API を使ったスクリプトやアドインの開発では、JavaScript、Python、C++ の 3つの開発言語を選択して、スクリプトとアドインを開発することが出来ます。 どの言語を使っても、基本的に実装出来る内容は同じですが、プログラムを作成する際に利用するテキスト エディタやデバッグの方法、パフォーマンスなどに違いがあります。開発作業にあたっては、それらの違いを把握した上で、どの開発言語を利用するべきか選択することをお勧めします。 JavaScript JavaScript は Web ブラウザを用いたクライアント アプリケーションの開発で利用される言語です。このため、HTML ファイルと一緒に作成されるのが一般的です。HTML ファイルは、Web ページ作成時にユーザが操作するインタフェースの役割を持たせますが、Fusion 360 では、この HTML ファイルをユーザ インタフェースとして利用することは出来ません、あくまで、拡張子 .js ファイルで定義される JavaScript ファイル本体を利用するのみです。.js ファイルを Fusion 360 ... Read more →