Technology Perspective from Japan

Fusion 360 API：概要

Fusion 360 が日本語化されましたので、これを機に数回に渡って Fusion 360 API について現在の状況をご紹介していきたいと思います。 Fusion 360 API のコンセプト Fusion 360 API は、ユーザ インタフェース（User Interface）を介して Fusion 360 を操作するのと同じように、API （Application Programming Interface）で Fusion 360 をコントロールすることを目的に開発されています。その意味では、"Fusion エンジン" を駆動させる方法に、UI と API の 2 種類があると考えることが出来ます。 なお、Fusion 360 はクラウド サービスであるため、その機能は定期的なアップデートで順次強化されていきます。このため、現時点では、Fusion 360 が持つすべての機能が API 化されている訳ではありません。現在のところ、モデリング機能に特化した部分の API の機能実装に注力している状態です。 Fusion 360 API は、COM API を利用したオートデス... Read more →

Developer Days 及び、Accelerator Workshop 開催

今年も、Developer Days を開催する時期になりました。Developer Days は、ADN（Autodesk Developer Network） プログラムにご加入いただいている開発者の皆様に、来るべきオートデスク テクノロジや API についてご案内するイベントです。ここ数年は、クラウド サービスとその API にフォーカスをあてたトピックを中心にご案内してきましたが、今年もの流れは変わりありません。 今回のイベントでは、大阪、東京での各1日の Developer Days とは別に、東京会場のみ Accelerator Workshop と題して、オートデスクの Web サービス API を使ったプロトタイプの集中開発の場もご提供します。 Developer Days、Accelerator Workshop ともに本来は ADN メンバー向けなのですが、新しい Web/クラウド開発者にも門戸を開く目的で ADN メンバー以外の参加も可能なようにしています。この場合には、事前に秘密保持契約書（NDA）への署名が必要となりますので、下記の概要/募集要項に沿って、その... Read more →

新デザインの A360

Fusion 360 のデータパネルにも利用されている A360 Team が新しいデザインで再登場しました。A360 は、もともと Autodesk Cloud Documents の名称で 2011 年9月に登場したクラウドサービスです。その後、ビューワーとして様々なファイル形式に対応したり、コラボレーション機能を強化したりして 2012年3月に Autodesk 360 への名称変更を経て、2014年9月に Autodesk A360 に遷移した経緯があります。A360 への名称変更時には、Autodesk Cloud Documents から発展してきたファイル ベースのストレージ サービスから、チーム設計に適したプロジェクト ベースのストレージ サービスに方向転換しています。この際、従来のファイル ベースのストレージ サービスを、A360 Drive の名称で提供し続けるようにもしています。 プロジェクト ベースになった A360 は、残念ながら日本語化されることはありませんでしたが、さまざまな機能が盛り込まれて評価されてきました。その中の機能の1つが、View and Da... Read more →

Fusion 360 アップデートと日本語化

9月20日と27日の2回に分けて、Fuison 360 がアップデートされました。20日の更新では、シミュレーション機能が導入されて新しいワークスペースが用意されたことに加え、20日、27日の更新で、正式に日本語化されたユーザ インタフェースの採用が開始されています。 Fsuion 360 は定期的に新機能が導入されつつあるクラウド サービスなので、英語版で登場した機能のすべてが、すぐに日本語で表示されない点に注意してください。今回の日本語化にあたっても、まずは新機能であるシミュレーション機能以外が日本語化されています。ここで日本語化されていない機能についても、順次、今後のアップデートで日本語化されてくるはずです。現在、日本語されているワークスペースと付随するツールバーは次のとおりです。 なお、Fusion 360 API の操作部分は以前から実装されていたので、今回の更新で、インタフェースも日本語化されています。 さて、今回の新機能の目玉は、シミュレーション機能の実装です。モデリングした 3D モデルをメッシュ化して、荷重や拘束条件、材質を設定することで、Fusion 360 上でア... Read more →

Gallery Pop-Up Tokyo 開催

昨年のフランス・パリでの開催に続いて、今年、東京・表参道で Autodesk Gallery Pop-up と題したイベントが 10月23日～11月8日の会期で開催されます。Autodesk Gallery Pop-up Tokyo は、デザイン・設計とエンジニアリングの未来を体験できるイベントです。この機会に、ぜひ最新テクノロジを体験してください。建築、映像、製造、ファッ ション、アートなど、さまざまなテーマのワークショップや企画展示を用意して皆さんをお迎えします。イベントへの参加や入場はすべて無料です。 デジタル ファブリケーション ワークショップで、デザインソフトウェア、3D プリンタ、レーザー カッターを体験。あなたのクリエイティビティを形にしてみてください。 会場でメイカーと交流していただけます。 イブニングイベントでは、さまざまな分野の第一線で活躍するデザイナーのトークショーを開催します。 ほぼ毎日、テーマの異なるワークショップが開催されます。 なお、Evening Events は事前登録制になっていますので、お早目に登録いただくことをお勧めします。 http://www... Read more →

ストレージ サービスへの A360 オンライン ビューワーの統合

現在では、非常に多くのストレージ サービスがクラウドを使って提供されて、さまざまな種類のファイルをクラウド ストレージにアップロードして、遠隔地からアクセスしたり、第三者と共有したりすることが出来ます。 これらストレージ サービスにもプレビュー機能が用意されているので、PDF ファイルを含む Office 系のファイルをそのまま Web ブラウザだけで表示することが出来ます。ただし、CAD で作成されたデザイン ファイルのプレビューとなると、実装されているストレージ サービスは多くありません。そこで、オートデスクの登場です。 さまざまなデザイン ファイルを変換してストリーミング配信出来る A360 Online Viewer が、Box と Dropbox、Google ドライブ ストレージ サービスに統合されています。 A360 Online Viewer からのアクセス いずれのクラウド サービス アカウントをお持ちでストレージ内に 2D 図面や 3D モデルを保存している場合には、A360 Online Viewer 側からストレージ サービスにサインインして、デザイン ファイル... Read more →

AutoCAD Tips and Tricks

米国オートデスクで AutoCAD Evangelist として活動している Lynn Allen が執筆した AutoCAD Tips and Trics 冊子が日本語化されて公開されました。 「AutoCAD 活用ガイド」と題した PDF ファイルとして、次のページから無料でダウンロードすることが出来ます。 http://www.autodesk.co.jp/campaigns/autocad_tips_and_tricks AutoCAD 2016 をお使いいただく場合には、新機能や改良点が分かり易くまとめられているので便利です。この機会にダウンロードしてご確認ください。 By Toshiaki Isezaki Read more →