Revit 2016 の新機能 ~ その2 でご紹介した通り、Autodesk Revit は、チーム間、多拠点間、多企業間におけるモデル共有のソリューションとして、「ワークシェアリング」「 Revit Server 」「 Autodesk A360 Collaboration for Revit 」を提供しております。
「 Autodesk A360 Collaboration for Revit 」は、オートデスクのクラウドプラットフォーム A360 と連携することで、システム管理者の負担を軽減し、システム導入・運用保守のコストメリットがあることを解説致しました。
一方で、BIM という観点からコラボレーションを捉えると、建築、設備、構造などの各専門分野の設計データを統合して確認したり、設計、施工、管理・運用、修繕・解体といった、建築生産システムの様々なフェーズで、そこに携わる関係者が、設計データを共有しながら、より綿密に、より迅速にコミュニケーションをとることが求められています。
近年のクラウド & モバイル 技術の進展は、このような建築を取り巻く環境を飛躍させるものと考えられています。こうした現状を踏まえ、オートデスクでは、次世代のコンストラクションマネジメントを実現するクラウドサービスとして、 Autodesk BIM 360 ファミリの提供を開始しております。
Autodesk BIM 360 ファミリは、クラウド環境でデータを共有し、いつでも、どこでも、そして誰でも利用できるサービスの総称です。プレコンストラクションから施工、引渡しまでの、建築プロジェクトをサポートすることを目的としています。
現在、BIM 360 ファミリは、主に以下の製品が英語版にて提供されております。
BIM 360 Glue
・モデルやプロジェクトデータのクラウド共有
・コーディネーション、コラボレーション、朱入れ、干渉チェック
・デスクトップ版、Webブラウザ版、モバイル版
BIM 360 Field
・品質管理、安全管理のためのチェックリスト、作業依頼フロー
・問題分析、レポート作成
・Webブラウザ版、モバイル版
BIM 360 Plan
・現場監督のための詳細な工程管理
・リアルタイムなパフォーマンス解析
クラウド API セミナーでは、BIM 360 ファミリの概要と、カスタマイズを可能にするBIM 360 Glue API、 BIM 360 Field API をご紹介いたします。
大阪は7月15日(水)、東京は7月17日(金)に開催致します。詳細は以下のブログ記事をご確認ください。
ご興味のある方は、ぜひご参加ください。
By Ryuji Ogasawara
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