Technology Perspective from Japan

Autodesk Exchange Apps ストア活用のすすめ

Autodesk Exchange Apps ストアは、オートデスク製品に対応するアプリケーションや電子コンテンツのマーケット プレイスです。 数多くのアプリケーションの中から、目的にあったアプリケーションを検索し、簡単に手に入れることができます。 以前の記事でご案内した通り、ストアは既に日本語化されており、公開されているコンテンツは、アドオン アプリケーションだけでなく、各種ライブラリやファミリ ライブラリ、電子書籍やトレーニング教材など多種多様です。また、有償版の製品だけでなく、無償版や評価版（お試し版）などの無料コンテンツなども提供されています。 アプリケーションを見つける方法は、次のようなアプローチがあります。 まずトップページから製品のストアを選択すると、製品ごとに公開されているアプリケーションの「注目のアプリ」や「最もダウンロードされたアプリ」等を閲覧することができます。 さらに、検索ボックスの左側にある「すべて表示」をクリックすると、その製品に対応するアプリケーションの全件結果が表示されます。全件結果に対して検索フィルタで条件を指定することで、目的に合ったアプリケーション... Read more →

クラウド クレジットについて

A360 クラウド サービスの中で、Rendering in Autodesk A360 や Autodesk ReCap 360 などの演算処理サービスでは、演算サービスを実行するたびに、クラウド クレジット という消費単位が減算される仕組みを持っています。このクラウド クレジットは、ある意味、有償サービスの課金にあたるものです。 クラウド クレジットには、個別 と 共有 の 2 つのタイプがあります。レンダリング処理の場合には、処理指定の方法が多様になるケースがあるので、下記の内容を理解しておく必要があります。 個別: ライセンスで認められた名前のユーザに与えられます。これは、他のユーザに転送したり、共有することはできません。 共有: 共有契約（Subscription）で認められた名前のユーザが利用できます。 レンダリング時には、1 回に 1 つのクレジット タイプのみを使用することができます。処理を完了するためには、個別と共有のいずれかに十分なクラウド クレジットが残っている必要があります。つまり、1 つのレンダリング イメージに、2 つのタイプを組み合わせて使用することはでき... Read more →

AutoCAD LT のカスタマイズについて

AutoCAD LT は、AutoCAD とプログラムを共有する CAD ソフトウェアですが、差別化のため、AutoCAD で利用可能ないくつかの機能が省かれています。バージョンによって差別化されている機能に差がありますが、 AutoCAD と AutoCAD LT の機能差は、おおまかに次の図で把握できるものと思います。 この図から、AutoCAD で提供されていて AutoCAD LT にない機能は、カスタマイズ、ネットワーク ライセンス、プレゼンテーション/ビジュアライゼーション であることがわかります。最後のプレゼンテーション/ビジュアライゼーションとは、3D モデリング機能やレンダリング機能を指しています。 このカスタマイズについて、AutoCAD LT でのサポート範囲の質問を受けることがありますので、今回は、AutoCAD と AutoCAD LT の「カスタマイズ」機能の違いを明確にしておきたいと思います。 カスタマイズとは CAD を使いやすいように設定する、あるいは 調整することを意味します。AutoCAD や AutoCAD LT は、カスタマイズで調整可能な機能... Read more →

Windows 8.1 用 AutoCAD 360 Mobile アプリ

8 月の投稿 で少しご紹介した Windows 用の AutoCAD 360 Mobile アプリが新しくなりました。また、Technology Preview であるのは前回と8月のときと同じですが、今回はユーザ インタフェースが日本語され、かつ、図面に注釈するための作図機能が追加されています。 Windows 版 AutoCAD 360 Mobile は、こちら からダウンロードすることが出来ます。対象となる Windows OS は、Windows 8.1（32ビット版、64 ビット版、まやは ARM プロセッサ版）となります。Windows 8 や Windows 7 ではお使いいただけませんのでご注意ください。 今回のバージョンでは、Windows 8.1 上で AutoCAD 360 Mobile をインストールしても、スタート画面に AutoCAD 360 のタイルが登録されない点にも注意が必要です。このため、インストールしてもどこにもアプリが登録されないような印象を与えてしまうかもしれません。一度、すべてのアプリを表示させてから、AutoCAD 360 をスタート画面に... Read more →

JPHacks アワード イベント中継

12月13、14日 の両日、東京大学本郷キャンパスに於いて、オートデスクもスポンサーとなった学生向けハッカソン JPHACKS が開催されました。当初、100 名の参加を目標としていたそうですが、最終的に110 名、全32 チームがこの開発イベントに参加してくれたようです。 オートデスクもテクノロジー セッションで、提供した View and Data API と ReCap Photo API の紹介をさせていただきました。いくつかのチームが、これらを使ったアプリケーション開発に取り組んでくれたようなので、結果が楽しみです。 当日の模様は、JPHacks の Facebook ページ に写真が多数記載されていますので、ぜひ参照してみてください。 さて、競技イベント自体は終了していますが、上位 8 チームの発表と最優秀チームの発表を含むアワードイベントは、別途、12月20日に開催される予定です。こちらの模様は、ニコニコ生放送で中継されることを決まっているそうです。中継 URL と内容は、次のとおりです。 中継 URL http://live.nicovideo.jp/watch/lv2... Read more →

AutoCAD I/O Web サービス

ご注意：AutoCAD I/O は2016年6月に Design Automation API に名称変更されました。 オートデスクのクラウド サービスに、AutoCAD I/O （Input/Output）という新しいサービスが加わりました。といっても、このサービスは View and Data API と同様、API カスタマイズを前提とした開発者向けのサービスです。 AutoCAD I/O は、多くの方から要望のあった AutoCAD のバッチ処理を実現するための専用サービスです。AutoCAD のバッチ処理でよくあるシナリオでは、入力フォームを持つ Web ページをユーザ インタフェースとして用意し、入力された値によってスクリプトを生成、サーバー内の AutoCAD を起動してスクリプトを実行して図面を成果物として得る、といったものです。ただし、一般に市販されている AutoCAD では、Software License Agreement（SLA） でサーバーにインストールして不特定多数のユーザからアクセスするような実装を禁止しています。つまり、技術的には可能でも、SLA に... Read more →

NuGet と AutoCAD.NET API

AutoCAD.NET API で必ず参照しなければならない AutoCAD アセンブリが、NuGet パッケージとしてサポートされるようになりました。対象となる AutoCAD は、AutoCAD 2015 です。 もし、NuGet についてご存じなければ、Wikipedia の NuGet ページに目をとおしてみてください。.NET Framework ベースで NuGet Gallerly ページ（https://www.nuget.org/）で検索可能なアセンブリであれば、お手元のプロジェクトに NuGet を介して新規にパッケージ（アセンブリ群）を参照設定することが出来ます。 AutoCAD 2015 でサポートされている開発環境、Visual Studio 2012 では、NuGet パッケージ マネージャを [プロジェクト] メニューから直接利用することが出来ます。 次の動画は、NuGet パッケージ マネージャを利用して、新しいプロジェクトに AutoCAD .NET API で必要となる acdbmgd.dll、acmgd.dll、accoremgd.dll などのア... Read more →

Autodesk Feedback Community

http://beta.autodesk.com からアクセスできる Autodesk Feedback Community をご存じでしょうか。このサイトは、いわゆるベータ サイトで、Autodesk Labs（オートデスク実験室、http://labs.autodesk.com）に既に公開されているプロジェクトや、正式な製品出荷以前のベータ バージョンを入手、テストすることが出来ます。 アドイン アプリケーションを開発されている場合には、事前にアドイン アプリケーションの互換性などをチェックすることも出来ます。このため、ベータ バージョン用の SDK が用意されている製品もあります。 Autodesk Feedback Community へサインイン（ログイン）するには、Autodesk ID が必要です。はじめてのログイン後には、各種画面の指示の沿って、ご自身のプロファイルを入力していただきます。プロファイルの登録後には、利用可能なプロジェクトや製品が表示されます。通常、表示されるのは Autodesk Labs（オートデスク実験室、http://labs.autodesk.c... Read more →

JPHACKS に Web サービス API を提供

オートデスクは、東京大学が開催する学生を対象としたハッカソン イベント JPHACKS に協賛しています。本日、プレスリリースをおこないましたので、内容を転載したいと思います。 ------------------------------------------------------------ ここから オートデスク、東京大学主催ハッカソン「JPHACK」にWeb サービス API を提供 オートデスク株式会社は、12 月 13 日・14 日に国立大学法人東京大学本郷キャンパスで開催される国内最大規模の学生向けハッカソン「JPHACKS」に協賛して、参加者に当社の Web サービス API を提供します。 具 体的には、Web サービス上で 3D データを円滑に表示する「View & Data API」と、複数の写真から 3D データを作成する「ReCap® Photo API」を提供して、デザインやエンジニアリングに関わる次世代の学生に自由な発想で活用してもらえるように支援します。当日は Google® Cardboard キットにスマートフォンを装着して、View & Data... Read more →

AU 2014 - リアリティ キャプチャ

AU の展示会場やクラスの内容を見てみても、3D の応用範囲が広がっていることが把握できる内容になっていた気がします。Ember のような 3D プリントだけでなく、比較的安価な CAM ソフトウェアや工作機械の登場からか、ワークの切削デモが数多くみられました。 Ember の展示ブースには、3D プリントされた自動車が展示されていました。こちらは、Ember によるものでは他なく、熱溶解積層方式の 3D プリンタで作成されたもののようです。 前後のホイールカバーの部分は、チューブから出した歯磨き磨き粉のような状態えで凝固しています。3D プリンタでの作製をアピールするのが目的と思いますが、かなりの厚みがあるので、ドア部と同様に表面を削り取れば、きれいな形に成形できるはずです。 3D の利用は、アウトプット側だけでなく、インプット側にも及んでいます。会場には、主要なレザースキャナー メーカーの展示がありました。同時に、人によって作成された粘土でのプロトタイプ形状を写真で撮影し、ReCap 360 で 3D データを生成するワークフローも多く説明されていたように思います。 さて、余談です... Read more →