今回も View and Data API のサンプルについてご案内します。View and Data Web サービス API Web サービス API のサンプルが、Autodesk Developer Portal(http://developer.autodesk.com)からダウンロードできるのは、前回、ご紹介したとおりです。
今日ご紹介するのは、WPF workflow サンプルです。このサンプルは、View and Data API の REST API を使った一連の処理を、操作手順に沿ってテストできるサンプルです。もちろん、最後の部分で、アップロードしたファイルを WebGL 対応の Web ブラウザで表示できるようになっています。
GutHub リポジトリからプロジェクトをダウンロードして展開すると、Visual Stduio 2012 で作成された 3 つのプロジェクトファイルが、1つのソリューション ファイルでまとめられたかたちで展開されます。まずが、ソリューション ファイルを Visual Studio 2012 で開いてみてください。
3つのプロジェクトにある参照設定を確認すると、一部のアセンブリの参照に失敗している状態で展開されているはずです。Autodesk.ADN.Toolkit.ViewData プロジェクトでは RestSharp と Newtonsoft.Json、Autodesk.ADN.ViewDataDemo プロジェクトでも Newtonsoft.Json が参照エラーになっています。
このサンプルをテストするためには、まず、この参照エラーを解決していく必要があります。ここで参照エラーになっているは、オープンソースのアセンブリです。個々に Web サイトで検索して、適切なアセンブリをダウンロードしていくことも可能ですが、ここでは、Visual Studio に組み込まれている ライブラリ パッケージ マネージャー を利用します。今回は、Visual Studio の [パッケージ マネージャー コンソール] を使って、NuGet で不足しているアセンブリを解決します。
パッケージ マネージャー コンソールが Visual Studio 上に表示されたら、参照エラーになっているアセンブリを1つずつ解決していきます。対象のプロジェクトに注意しながら、パッケージ マネージャー コンソールに Install-Package <参照エラーのアセンブリ名> のように入力してみてください。
他の不足アセンブリ名で、同じ作業を繰り返すことで、参照エラーをすべて解決できるはずです。次に、Autodesk.ADN.ViewDataDemo プロジェクト配下の UserSettings.cs を開いて、Autodesk Developer Portal(http://developer.autodesk.com)で入手した Consumer Key と Consumer Secret を記入して、ソリューション全体をビルドします。さて、いよいよサンプルを実行してみます。
いかがでしょうか。このサンプルで、 A360 View and Data サービス API 利用の手引き の内容を把握できるはずです。なお、最後に Web ブラウザでビューワを表示しているのは、Autodesk.ADN.ViewDataDemo\resources フォルダにある viewer.html ファイルです。もちろん、このファイルには、HTML と JavaScript コードが記載されています。
By Toshiaki Isezaki
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