Technology Perspective from Japan

Autodesk 360 Tech Preview

Autodesk 360 Tech Preview が公開されているのをご存じでしょうか。この Tech Preview は、現在、お使いいただいている Autodesk 360（http://360.autodesk.com）の将来の姿を評価していただくためのものです。 公開は数か月前からおこなわれていましたが、ユーザ インタフェースが英語のままでしたので、このブログでは取り上げていませんでした。英語表記のみの提供であることは変わりありませんが、先週、Autodesk 360 Tech Preview に新たな機能が加わりましたので、ご紹介しておきたいと思います。 Autodesk ID をお持ちであれば、直接、http://www.autodesk360.com から Autodesk 360 Tech Preview にアクセスすることが出来ます。 Autodesk 360 Tech Preview は、従来の Autodesk 360 と異なり、プロジェクト ベースでファイルやコラボレーションなどを管理します。この方法は、Fusion 360 で採用されている方法と同じです。こ... Read more →

2015対応アドイン製品のご紹介（再度）と3ds Max 2014にてNitrous SDKを使用する際のご注意

Autodesk Developer Networkの工藤　暁です。先日伊勢崎よりご案内させて頂きました2015対応アドイン製品ですが、M&E製品として株式会社ピー・ソフトハウス様より PSOFT Pencil+ 3 及び　PSOFT Liquid+ がプレリリースされました事を改めてご紹介させて頂きます。　詳しくは上記リンクをご参照ください。 さて、3ds Max 2014にてNitrous SDKを使用する際に問題が報告されましたので、回避方法と共にご紹介させて頂きます。 問題としては下記のコードに様にカスタムGeomObjectプラグインにてIObjectDisplay2を使用すると、常にsmoothにてビューポート(Nitrous)に描画されてしまいます。 virtual bool PrepareDisplay(const MaxContext&, const UpdateDisplayContext& displayContext) { const TimeValue t = displayContext.GetDisplayTime(); Gene... Read more →

AutoCAD 360 Mobile アプリの更新

AutoCAD 360 Mobile が新しく Version 3.0 に更新されました。ちょうど昨年の今頃、AutoCAD WS から AutoCAD 360 へ名称を変更してから1年めの大きなバージョンアップに当たります。 今回の更新は、Web ブラウザで利用する AutoCAD 360 Web は対象外で、タブレットやスマートフォンから利用する AutoCAD 360 Mobile のみとなっています。また、今日現在、iOS 版のみのリリースで、Android 版はもう少し後のリリースになるようです。 このバージョンの目玉は、世界中のお客様からのリクエスト反映した使いやすいユーザ インタフェースの一新です。ダウンロードして使い始めると、いままでの AutoCAD 360 Mobile とは全く別のアプリのように感じるはずです。特に、画面の一部分を常に占有していたツールバーは、使用する機能によって、自動的にするようになって使いやすくなっています。現場で頻繁に利用しない画層のオン/オフや 2D/3D の表示切替は、ツールバーからパネル上の操作に移動しています。もちろん、パネルはいつで... Read more →

2015 対応アドイン製品が続々登場

AutoCAD 2015 に始まった 2015 バージョン製品のリリースも、徐々に主要製品に広がってきました。これに伴って、各製品に対応したアドイン（プラグイン）製品の出荷も開始されています。これら製品について、プレスリリースが出されていますので、こちらをご紹介しておきましょう。 ------------------------------------------------------- 3ds Max PSOFT Pencil+ 3 開発元：株式会社 ピー・ソフトハウス Web：http://www.psoft.co.jp/jp/product/pencil/ 概要： ペン画やセル画、鉛筆画調のノンフォトリアル表現を 3D で実現。アニメーションはもとより、建築パース、工業デザイン、Web コンテンツなど、ヴィジュアライゼーションツールとして幅広いニーズにお応えします。 PSOFT Liquid+ 開発元：株式会社 ピー・ソフトハウス Web：http://www.psoft.co.jp/jp/product/liquid/ 概要： 水彩画のような、色の混色・にじみ・流れる方向など... Read more →

AutoCAD 2015 カスタマイズ移植 & クラウドセミナーのお知らせ(再)

AutoCAD 2015 は、AutoCAD 2013/2014 など、旧バージョンともアドイン アプリケーションの互換がありません。既存のアドイン アプリケーションは、AutoCAD 2015 上で動作させるための移植作業が必要です。また、AutoCAD 2015 で採用された ダークテーマ ユーザ インタフェースの対応如何の検討も必要となります。 そこで、5月30日金曜日に、オートデスク東京セミナールームにて、AutoCAD 2015 へのアドオン アプリケーションの移植とまもなく登場するクラウド Web サービス API を紹介するカスタマイズセミナーを開催いたします。 ご紹介する内容は次のとおりです。 時間 セッション 概要 13:00～14:00 AutoCAD 2015 新機能紹介 AutoCAD の新機能を利用した運用や更に効率を高めるアプリケーションの検討が可能です。 14:00～14:15 休憩 14:15～15:30 AutoCAD 2015 への アドイン移植 既存のアドイン アプリケーションやカスタマイズしたメニューを AutoCAD 2015 に移植する際の注... Read more →

ハッカソンって？

ハッカソン というイベントをご存じでしょうか？ 英語で表記すると Hackathon となります。この単語は、Hacking（ハッキング）の Hack と Marathon（マラソン）の thon を組み合わせた造語で、決められた時間内に、与えられた新しい API やテクノロジを使ってアイデアを出し合い、実際にプログラムを完成させる、といった開発イベントとして知られています。 もともと米国で発祥したイベントですが、日本では、まだあまり馴染みのないイベントかもしれません。それでも、ネットで「ハッカソン」または「Hackathon」で検索すれば、沢山のイベント レポートが表示されるはずです。 イベントの流れ 一般的なハッカソン イベントでは、まず、Web やFacebook などのソーシャルメディア上のイベント告知で集まった参加者が、主催者やスポンサーが提供する API を使って何が出来るか、簡単な説明を受けます。次に、イベントによって様々なようですが、参加者同士でいくつかのチームを作り、アイデア出しをおこいます。続いて、チームとしてどういったプログラムを作成するか、アイデアを整理、調整し... Read more →

オートデスクが 3D プリンタ市場に参入

既にさまざまなニュースで取り上げられていますが、米国オートデスクが、5月15日（現地時間5月14日）、3D プリンタ市場への参入を 公式ブログ で表明しました。下記は、参考資料として配信された日本語参考資料です。 ----------------------------------- オートデスク、 3D プリンタ市場に参入 プリンタとソフトウェア プラットフォームを年下期に提供開始 米オートデスク社は、3D プリンタを活用したモノづくりの可能性を広げることを目的に、3D プリンティング向けオープン ソフトウェア プラットフォーム「Spark」と、当社独自の 3D プリンタを 2014 年下期に提供開始します。 Spark は、3D モデルのプリントをより確実に行えるようにすると同時に、3D モデルが実際にどのようにプリントされるかを簡単な操作で調整できます。そして当社製 3D プリンタはこの Spark を参照実装してその機能を実証しながら、 3D プリンティングの使い勝手の良さ（ユーザ エクスペリエンス）の基準を提案します。 3D プリンティング技術は、工業デザイナー、ハードウェア... Read more →

クラウド コンピューティング EXPO で Web サービス API を初公開中

東京ビッグサイトで開催中の クラウド コンピューティング EXPO の 東21-30 の小間で、5月14日（水）～16日（金）まで、Autodesk 360 クラウドプラットフォームの Web サービス API を初公開中です。 今回、公開するのは、Autodesk 360 の 2D 図面、3D モデルの表示を担う Viewing Service API と、写真から 3D モデルを生成する ReCap Photo API です。 会期は今日を含めて3日間です。可能な方は、ぜひ会場まで足をお運びください。 By Toshiaki Isezaki Read more →

Inventor 2015 の新機能 その４

先回の「Inventor 2015 新機能 その１」「Inventor 2015 新機能 その２」「Inventor 2015 新機能 その３」に続き、第４回目の今回は昨年(2013/11/15東京・2013/11/19大阪)にて Developer Daysで紹介いたしました Inventor2015製品の図面の新機能についてご紹介させていただきます。 Autodesk Inventor 2015 の新機能 １．Expressグラフィックを用いて ラスタービューによる大規模アセンブリの高速図面ビューの作成 ・ 簡易データでの図面ビューの作成時間が短くなりました。 Expressグラフィックを用いて 図面ビュー(ラスタービュー)の作成時間が短くなりました。 アセンブリ内の簡易モード データは、正確なビューおよびラスター ビューの高速プレビューとビュー配置を生成する目的で使用されます。 注: 旧形式のアセンブリおよびパーツは、Inventor 2015 にマイグレーションする必要があります。 図面ビューを作成する際、[ラスター ビューのみ]オプションを選択すると、簡易モード データを含む... Read more →

3ds Max 2015 デバッグシンボル公開のお知らせ

Autodesk Developer Networkの工藤　暁です。今回はAutodesk® 3ds Max 2015デバッグシンボルが公開されましたのでご紹介します。 ２０１５のリリースに関しOpenSSLのセキュリティ問題等を修正する為のサービスパックが既にリリースされております。 SP1は此方より取得頂けます。Autodesk 3ds Max 2015 Service Pack 1 and Security Fix そしてデザイン用は此方です。 Autodesk 3ds Max Design 2015 Service Pack 1 and Security Fix さてデバッグシンボルですがFCS及びSP1両方の環境をご用意しておりますが、お客様には常に最新の環境にてご利用頂く事をお勧めしております。 一般的にデバッグシンボルは以下の情報を保持しています。 パブリックシンボル(関数、スタティック、グローバル変数) コードに関連するオブジェクト・ファイルのリスト スタックトレースの際に使用されるFrame Ｐointer Ｏptimization(FPO)の情報 ローカル変数とデー... Read more →