「Inventor 2014 API 新機能 その1」「Inventor 2014 API 新機能 その2」「Inventor 2014 API 新機能 その3」に続き、Inventor 2014の新しい機能に対するAPIについてご紹介させていただきます。
「Inventor 2014 機能 その1」でもご案内させていただきましたが、大規模アセンブリファイルのファイルオープン時間の大幅な短縮機能を目的として、「簡易モード」によるファイルオープン機能が備わっています。
APIにより、この「簡易モード」状態でアセンブリファイルを開く方法も用意されており、事前にNameValueMapオブジェクトにて、” ExpressModeBehavior”名で、値を” OpenExpress”の情報を用意した後に、Documents.OpenWithOptionsメソッドを使用する事で、「簡易モード」状態でアセンブリファイルを開く事が可能です。
< 簡易モードによるアセンブリファイルオープン >
Public Sub OpenWithExpressMode()
Dim oAsmDoc As AssemblyDocument
Dim oDocOpenOptions As NameValueMap
Set oDocOpenOptions = _
ThisApplication.TransientObjects.CreateNameValueMap
Call oDocOpenOptions.Add("ExpressModeBehavior", "OpenExpress")
Set oAsmDoc = ThisApplication.Documents.OpenWithOptions _
("C:\Temp\Bracket\Bracket.iam", oDocOpenOptions)
End Sub
<完全ロードモードによるアセンブリファイルオープン>
Public Sub OpenWithFullMode()
Dim oAsmDoc As AssemblyDocument
Dim oDocOpenOptions As NameValueMap
Set oDocOpenOptions = _
ThisApplication.TransientObjects.CreateNameValueMap
Call oDocOpenOptions.Add("ExpressModeBehavior", "OpenFull")
Set oAsmDoc = ThisApplication.Documents.OpenWithOptions _
("C:\Temp\Bracket\Bracket.iam", oDocOpenOptions)
End Sub
尚、アプリケーションオプションのアセンブリタブで、簡易オプションを有効にした際の、任意のファイルのしきい値(設定したファイル数を超える場合に自動的に「簡易モードで開く」)を設定する事も出来ます。
サンプルは ここ よりダウンロードする事ができます。
(解凍後、C:\Tempホルダー直下にBracketボルダーを解凍した後に、添付のOpenExpless.ivbファイルをロードして確認できます。)
By Shigekazu Saito.
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