AutoCAD 上の図面に他形式のファイルを読み込む IMPORT[読み込み] コマンドや、図面内のオブジェクトを他のファイル形式で保存する EXPORT[書き出し] コマンドを起動すると、処理の開始時にバックグラウンド ジョブとして実行されることを知らせるメッセージが表示されます。 「ジョブ」は一連の処理の単位を指しますが、ここでは「コマンド」と考えて差支えありません。「バックグラウンド」は、コマンドを起動した AutoCAD ではなく背後で起動した別の処理で実行されることを意味します。逆に、コマンドを起動した AutoCAD は、前面でユーザ操作を受け付ける対話処理も受け付ける「フォアグラウンド」な「ジョブ」と言えます。 バックグラウンド ジョブの利点は、フォアグラウンド ジョブの動作を妨げない点にあります。扱うファイルのサイズや内容にもよりますが、IMPORT / EXPORT コマンドの処理には時間がかかる場合があります。そのような場面でも、バックグラウンド ジョブ実行中に AutoCAD の操作を継続できるのは、この恩恵によるものです。 ただ、あまりに多くのバックグラウンド ... Read more →